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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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相棒 Season 10 第17話「陣川、父親になる」


★★★☆☆

あの陣川警部補が、特命係の右京と尊のもとへとやってきたかと思えば、なんと「父親になります」と言い出した。相手はすでに妊娠中で、今回も美人の由香利。美人にめっぽう弱い陣川はそんな彼女からある相談を受けていた。由香利は数ヶ月に亘ってテレビのドキュメンタリー番組の密着取材を受けており、その番組の担当ディレクター麻紀が自殺した。が、由香利には麻紀が自殺するとは思えないという。右京と尊は陣川とともに由香利を訪ねる。


 1シーズンにつき1回はある陣川回。相変わらずフラれオチではあるのですが、思わず「陣川君、良い男になったよ……」と言いたくなるような、単なるトラブルメーカーのピエロから脱却して、大いに人間的な成長を感じさせてくれました。SPや社会派な話は措いといて、事件に関わった人の人生を変えていくのが通常運行の特命係の役割だとすれば、今回の陣川君はまさしく立派に特命係の一員でしたね。
 事件についてはちょっと『金田一少年』ちっく。話運びとしてはだいたいの見当はついてしまうものの、やはりミステリとしては被害者の出生について、しっかり決め手となる伏線がほしかったところです。実は○○でした、というのを後出しでやられるのはあまり好きじゃなかったり。

 それと今週はマスコミ回でもあったわけで。マスコミ嫌いの自分としては第8話「フォーカス」と同様に、由香利が背負っていた罪から救われ、母親として再生する姿を記録する行為は麻紀のエゴだと思うんですよ。いや、まぁ本人同士がそれで納得しているのだから良いだろう、と言われるとそれまでなのですが、実際問題、被害者の構想通りに番組が作成され、放送されたとして、それは由香利さんを世間の晒し者にすることと同義なのではないかと。
 遺族感情を抜きにして考えれば由香利本人に罪がないのは明らかだし、それがわかっているかそ麻紀は彼女のことを許したんじゃないの? ああいった内容をテレビで放映することによって、心ない人間に彼女が責められ、傷付けられるリスクが少なからずあるハズなのです。
 それでも構わず番組のネタに使ってしまうあたり、所詮はドキュメンタリー作家の目線でしか見ていないようにも感じました。


Season 10 は残り2話。最終回はクローン人間がテーマだそうで、これぞ『相棒』な作品になりそうです。
殺されたのは、実はクローン人間の方でした、みたいな展開になったら神すぎるのですが、果たして……。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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