積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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相棒 Season 10 第10話「ピエロ」


★★★★☆

刑事部長に命じられ、神戸尊が開演直前のオペラハウスに証拠品の返却に一人で向かうと、ロビーで子供たちを引き連れたピエロにぶつかる。不審に思い、子供たちが乗り込んだ送迎バスへと向かうと、車内にいた男が少女に拳銃を突きつけ「あなたも一緒にきてもらいましょう」と尊を強引にバスに引き込み、尊は子供たちととともに誘拐されてしまう!


 2012年一発目の『相棒』は昨年の元日SPとは打って変わって、Season 5 の「バベルの塔」を髣髴とさせるようなエンタメ色の強い好篇でした。むしろ話の筋が比較的読みやすかった「バベルの塔」よりも格段に良かったです。
 人質・拉致監禁ものはただでさえサスペンスフルで盛り上がる内容だし、被害者の中に素性を知られていない刑事が!といった設定も王道なストーリーながら緊張感が生まれて、やはり面白い。そこに機転の利くガールのトラウマ克服冒険譚、ほっこり暖かな被害者家族のお話としての側面も持たせ、さらにテロリストサイドにも一蹴できない程度に感情移入させる余地を残す。ゲストキャラクターの物語でもそれぞれ魅せる上、レギュラーのひとりが犯人の凶弾に倒れるわ、芸人の無用な顔出し出演はあるわで、もうこれ映画でも良かったんじゃなかろうか。

 特にザブングルのふたりは『相棒』スタッフ、遂にやりやがったと思いながら観てました。ある意味で大衆迎合というか、旬の芸人出しましたみたいな話題性重視で『相棒』の世界観を壊さないでほしい。
 まあ、今回はギリギリの部分で留まってはいたのですけど、途中まではザブングルのふたりが廃屋の扉に手を掛ける→間一髪で大木・小松両人に止められる→「悔しいです!!」の流れになるんじゃ、と本気で冷や冷やしました。
 そういった良し悪しなところも含めて『相棒』随一の最上エンタメ路線エピソードだったと思います。

 しかしTwitterの影響力は凄い。前クールのドラマ『ランナウェイ』も同様で、Twitterの普及はサスペンスドラマの見せ方を確実に変えましたね。刑事の身元がネットの情報から漏れる展開は、これまでにも Season 7 の「悪意の行方」のようなパターンがありましたが、ああいった掲示板の場合は書き込んだ側にもある程度“情報提供”の自覚があり、また閲覧者の絶対数も圧倒的に少ない。それがいまや軽い気持ちのひとりごとがフォロワーを通して瞬く間に拡散していく時代です。マスコミが嗅ぎ付ければ当然それを流すだろうし、情報が犯人の耳に入る可能性はいままでの何十倍、何百倍も高くなってしまったわけです。怖いね、ネット社会。

 さて、来週はマーロウ矢木が再登場! 私の中で再登場希望キャラランキング第1位だったのでいまからわくわくしています。さらに再来週は月本幸子が三度登場で脇キャラも充実の Season 10 後半戦、果たして薫ちゃんの最終回登場はあるのでしょうか?


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Comment

NoTitle 

ザブングルは旬の芸人かというと微妙な気もしますが。^^;
どういう経緯で出演に至ったかは気になるところです。
  • posted by  
  • URL 
  • 2012.01/06 05:09分 
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  • [Res]

 

何かの番組のコラボ企画だったんですかね?
謎すぎます。
  • posted by はろーすみす 
  • URL 
  • 2012.01/06 23:27分 
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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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