2011.12/30 [Fri]
映画『インサイド・マン』
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★★★☆☆
白昼のマンハッタン信託銀行で強盗事件が発生。頭脳明晰な犯人グループのリーダー・ダルトンは、50人の人質全員に自分たちと同じ服を着せる陽動作戦に出る。人質と犯人の見分けがつかない以上、突入は不可能。犯人グループから“型通り”の要求はあったものの、現場は膠着状態に。指揮を執る敏腕捜査官フレイジャーも、まったく焦りを見せないダルトンの真意をはかりかねていた。そんな中、銀行の会長から“特別”な依頼を受けた女弁護士が現場に現れる。 (2006年 アメリカ)
今年も明日で終わりだというのに小説が数作と映画が1本未レビューのままになっていて、いくつかは来年に持ち越してしまいそうです。悪しからず。
というわけで『インサイド・マン』。某DVD雑誌に伏線が秀逸な映画として挙げられていて、デンゼル・ワシントンが出ているとのことなので興味を持ったのですが、いざ終わってみるとどの部分を指して褒めていたのかわからない。どこが凄かったのかまったくの謎というか、真相がいまいちはっきりしなくてネットで調べちゃいましたよ。ううむ、これ一回で理解できる人いるの? 難しすぎるよ。
まあ、内通者が誰で黒幕がどいつなのか、ことの真相もはっきりわからず煙に巻いてこその完全犯罪。みなさんどんどん議論してくださいね、というのが作品の意図ではあるのでしょうけれど、どんなに素晴らしい伏線も気付かれなければ自己満足、伏線は鮮やかに回収されてこそ初めて効果を発揮するというのが私のミステリ的な持論なので、オープンエンドちっくに具体的な解決編がない作品はあまり好きではなかったり。
――ベ、別に負け惜しみなんかじゃないんだからねっ!
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