2011.12/11 [Sun]
映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
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★★★★☆
ジェダイの騎士が滅亡して久しい時代、銀河系は帝国による圧政下にあった。そんな中、小さな反乱軍が、帝国が誇る最終兵器=要塞デス・スターの極秘設計図を盗み出し、必死に抵抗する。銀河皇帝が最も信頼をおくダース・ベイダー卿は、秘密の設計図を奪還し、反乱軍の本拠地を探し出すよう命ぜられる。時同じくして、帝国に囚われの身となった反乱軍のリーダー、レイア姫は救援信号を発信するが、それを受信したのは一介の農場手伝いの青年、ルーク・スカイウォーカーであった。自らの運命に導かれるかのごとくルークは、賢者オビ=ワン・ケノービ、ならず者のハン・ソロと相棒のチューバッカ、ドロイドのR2-D2やC-3PO等忘れ得ぬ仲間たちとともに、レイア姫の救出と反乱軍による帝国の壊滅に身を投じていく。 (1977年 アメリカ)
「スター・ウォーズ」第1作。
壮大な「スター・ウォーズ」サーガの原点であり、すべての始まりとなった記念すべき映画。いまさら言うまでもなく私は「スター・ウォーズ」の大ファンです。「SW」というと一般的にはSF映画の括りで語られていますが、私はどちらかというとファンタジーにカテゴライズされる作品だと思っています。ライトセーバーやフォース、平凡な青年が導かれてジェダイの騎士になるといったガジェットの数々は剣と魔法と勇者そのまんまだし、ライトサイドやダークサイドといった観念論や新三部作でより色濃くなる政治と宗教のドラマという側面も多分にファンタジー寄りです。
「SW」はSFだと主張する人に出逢う度に力説しているのですけど(完全に面倒くさい人w)なかなか受け入れられないんですよねぇ。ちなみに「SW」の話題が出る際によく引き合いに出される「スタートレック」ですが、スター・ウォーズファンでありスタトレファンでもある身から言わせて貰うと、あちらは正真正銘のSFドラマで挑戦と冒険の物語。本来ならば同じ次元で語るべきではないまったくの別物、というのが個人的な見解です。
さて、本作を改めて観直した理由は『EP4』を帝国側の視点で描いた小説『デス・スター』を読んだからです。この小説は映画の1年前からスタートし、デス・スター建設計画に関わった人々、運命の巡り合わせによってデス・スターに乗り合わせることになった帝国軍人たちの人間ドラマです。
映画の舞台裏でどのような出来事があったのかを知ってから確認の意味で再鑑賞しましたが、いやぁ良かったです。爽快感溢れるサクセスストーリーであった『EP4』にぐっと深みが生まれてきます。あれがテンでこれがノヴァか!とウォーリーをさがせ状態で見入ってましたね。
『オビ=ワン・ケノービの伝説』も併せて読むとR2を見たときのオビ=ワンの内面が知れてさらに面白い。いくつもの小説が映画そのものを補完し、物語を深化させる。これがSWスピンオフ小説の素晴らしさです。いままで映画しか観たことがなかったという人も、『デス・スター』は傑作なので一度読んでほしい。
そうそう。テレビシリーズ『クローン・ウォーズ』で準レギュラーのウルフ・ユラーレン提督も発見しました。まさかセリフが一言もないどころか名前すら出てこないとは。ヴェイダー卿との会話シーンが欲しかったのに。
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