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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『スピーシーズXX 寄生獣の誘惑』

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2007-12-19
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★★☆☆☆
すごいや、これって夢みたい! だけど寒すぎるっ
ある町で不可解な凍死事件が発生する。凍死体は男性ばかりで、いずれもセクシーな美女と一緒にいるところを目撃されていた。やがて、エイリアンが美貌と肢体を武器に男たちを誘惑し、体内に種子を寄生させようとしていたことが判明する。欲望を剥き出しにしたエイリアンの淫靡な毒牙から逃れられるすべはあるのか!? (2007年 カナダ)


「DECOYS」シリーズ 第2作。
 あの『スピーシーズ 種の起源』のパチモン商品が地上波で放送されていたので録画視聴。Amazon ですら取り扱っていないという……。まあどちらにしても美女に化けたエイリアンが男を誘惑して血祭りに上げるパニック映画なのだから、大勢に影響はないです。エイリアンが出てくればそれで良し!

 原題が『DECOYS 2/DECOYS 2: ALIEN SEDUCTION』なことからもわかるように、本作は『スピーシーズX』の正統続編。勿論、第1作をわざわざ借りて本作に備えるようなことはしません。パート2からでも構わず観られてしまうのがB級パニックなのです。
 前作の事件で唯一生き残ったキャラハンが美女エイリアンの危険性について訴えるも完全に精神病患者扱いされ、薬を大量投与されるというなかなかシビアな展開もあります。このエイリアンのリーダーがなかなかキレ者で、医者に化けて「彼はまともなフリをしているがエイリアンの侵略という妄想に駆られている」とキャラハンが助手を務める大学教授に対して先手を打ち、死体が出たら騒がれるので殺した獲物は必ず隠すよう仲間に指示する。憎らしいほどの策士っぷりです。そしてどうやら、知人・恋人・身の回りの女性に化けてくるらしい。

 一方でタイミング悪く主人公とそのルームメイト3人が女子を何人オトせるか勝負を敢行。彼らはそうと気付かずエイリアンたちに近付いていくことに。さらに、中学時代から主人公に想いを寄せる地味っ娘がパーティーの夜に急に積極的な行動を起こしてくるからややこしい。地味っ娘ちゃんとしては健気にも髪色まで変え、自分を奮い立たせてアタックを仕掛けるのですが、頑張った色仕掛けが完全に裏目に出ているところが可哀想です。
 とはいえ後半はこのガールが大活躍で、皆が血眼になって人間に紛れたエイリアン共を探す中、あなたたちは男だからダメなのよ!と女の審美眼であっさり看破してしまうくだりには笑いました。
 そんな感じで基本的には男子学生諸君のアホな言動を楽しむコメディタッチのおバカ映画です。これを観ると本家『スピーシーズ』がいかに真面目に作られていたかがよくわかる。最後の絶叫とか完全にお化け屋敷のそれだもん。ギャグすぎるw


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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