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相棒 Season 10 第5話「消えた女」


★★★☆☆

数年前に起きた東京ビッグシティマラソン事件で知り合った守村やよいが、右京に相談があると言って突然特命係にやってきた。やよいは現在、通信社でアシスタントをしているという。相談というのは、仕事で待ち合わせをしていたホテルのラウンジで、ひょんなことから一人の女性・山原京子と知り合い、彼女が忘れて帰った社員証を拾う。ところが教えてもらった携帯電話はつながらず、社員証に書かれていた会社でも、「そんな名前の女性はいない」と門前払いされてしまったという。さらに、やよいに案内され、山原京子の自宅マンションを訪れた右京と尊は、管理人から「そんな女性は住んでいない」といわれてしまう。やよいは、京子がこのマンションでタクシーを降り、2階の角部屋だと言っていたのを覚えていたが、その部屋には別の女性が住んでいた……。


 『相棒』のサブタイトルはセンスあるときと適当に付けたときの落差が激しすぎる。「消えた○○」シリーズ、これで何回目だよ! 今回だったらストレートに「想い」とかでも良かったと思うんだよね。兄から妹へと受け継がれる遺志、右京さんと薫ちゃんから教わったこと、それを聞く神戸君の心境、そして山原京子から守村やよいに託された決死の覚悟。「想い」というテーマの下に、綺麗にまとめられた1本でした。

 そう、今回のゲストは『相棒 -劇場版-』で登場した守村やよい。神戸君も興味津々だった東京ビッグシティマラソン事件の関係者がまさかの再登場です。劇中BGMにも劇場版のものが使われている拘りよう。しかも再び本編で薫ちゃんの姿が拝めるとは!(回想だけど)
 しかも久々に薫ちゃんの話題が上がっただけでなく、神戸君が“相棒”として今後どうあるべきなのかという課題を掲げたようにも見えました。右京さんと薫ちゃんが対等な立場の“相棒”であるのに対して、現状右京さんと神戸君は師弟に近い関係を築いています。それでキャラ負けしているとは思いませんが、これまで関わってきた事件を通して右京さん単体や神戸君単体ではなく「右京さんと神戸君の特命係」によって救われた、想いを受け取った人という人はあまりいない気がします。
 自分の正義を貫く場所として特命に残った神戸君。でも本当はそれだけじゃダメで、関わった人たちの人生観すら変えてしまうような、そんなふたり組でこそ「特命係」の“相棒”の在り方なんじゃないかと。守村やよいの語る旧特命コンビの話を受けて、神戸君がどう変わってゆくのかも注目ですね。

 事件自体も日常の謎ちっくなちょっと不思議な出来事を調べていくうちに、どうやら何らかの事件に関係しているらしく……といったフォーマットで、刑事部長にお叱りを受けたり、捜査一課が動けない部分で窓際部署の特命がフォローしたり実に『相棒』らしい展開。5話目にしてようやく通常回に漕ぎ着けた感じです。
 で。来週は個人的にはあまり好きではない“その道のプロ”系のお話、と。 

 再登場キャラを多数出演させると明言している今シーズンですけど、予定ではまだ誰かは明かせない人物もいるらしく、神戸君にバトンを渡す意味で意外と薫ちゃんの顔見世もありそうな気がしてきました。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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