fc2ブログ

積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

Entries

西尾維新『真庭語』

真庭語 初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)真庭語 初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)
西尾 維新 竹

講談社 2008-12-02
売り上げランキング : 211161

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★★★☆
あたしに仲間を殺せとか、言うなよ……
この国が戦国で、この世が乱世であった頃――。不穏な気配ただよう歴史の暗がりで、静かに命の火花を散らす者達がいた。その名も、真庭忍軍。
“しのび”である彼らが、この時代を生き抜くために選ぶ新たな道とは――!?


『刀語』スピンオフ。
というか何百年か過去に遡っての番外編です。
本編登場時はイタい感じのお姉さんだった真庭狂犬が超絶キューティクルになり、語り部的なポジションで紡ぐ連作短編集。虚刀流開祖とかも出てきます。少しだけ。

 はっきり言って今作、西尾維新の作家としての抽斗の多さに改めて驚かされました。まさに作家・西尾維新の面目躍如!
 全4編ですが、「蝙蝠」はミステリ、「喰鮫」は異能者列伝、「蝶々」はハートフル青春ストーリー、「白鷺」は心理戦ギャンブルもの、と各編まったく毛色が違うので一粒で4度おいしい。しのびの数だけ個性がある真庭忍軍らしいっちゃあらしいですね。
 どれも魅力的なキャラだけに、何百年後かの“跡継ぎ”の弱体化が悲しいですね。これはこれでなかなか面白いので“まにわに”シリーズとして恒久的に出し続ければ良いのに。そうすれば狂犬の活躍がたくさん読めるし(完全に虜)
 ★×4は甘いかな~とも思ったけど、内容のバラエティさと真庭狂犬の可愛さに捧げます。

 てかタイトルは『真庭語』なのか『真庭語 初代~』なのかはっきりさせてほしいところ。作者と編集者の方で認識の齟齬がありそうね、これ。

 しかし、維新本は本編完結⇒スピンオフのパターンが多い。この『真庭語』とか『零崎一賊』、『「きみとぼく」本格ミステリ』に『化物語』。後者2つは結局本編シリーズ延長というカタチに変化したけど。『刀語』は仕方ないとして、別段そんなに完結させることに拘らなくて良いと思うんだけど――。
 『戯言シリーズ』とかも、ミステリが書きたくなったらシリーズ新刊とかでさ。まぁキレイに完結させた、終わりある物語が好きみたいだから仕方ないのかもしれないけど。
作品のファンとしてはちょっと淋しかったり。


スポンサーサイト



Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
お気軽にどうぞ。

カレンダー

02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

ただいまの積読本

現在:456冊                        目指すは未踏の500冊! 最新の15冊を表示。                 冊数をクリックするとすべての積読本を見られます。

ブログ内検索

作家別作品アーカイブ

過去の読書記録はこちらから。 作家名が五十音順に、それぞれシリーズごとに見られます。

評価について

★☆☆☆☆ 破り捨てたい衝動に ★★☆☆☆ うーん。これはびみょ(ry       ★★★☆☆ 普通に面白いです ★★★★☆ 一読の価値アリ ★★★★★ 殿堂入り                ★×4以上は自信を持ってオススメ  ★×5はとりあえず読んでほしい傑作

2014年のベスト5

2014年に読んだ小説の       (暫定)ベスト5はこれ!!

2012年のベスト5

2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

2011年のベスト5

2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

最近の記事

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

アソシエイト

アクセス解析