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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』

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★★★☆☆
彼らはトレジャーハンターです。
主に海を漁っている連中で、思われているような奴らじゃない。

米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェント、ダーク・ピット。彼は、ナイジェリアとマリの国境付近で発見された一枚の金貨が、南北戦争時に莫大な財宝と共に姿を消した甲鉄艦テキサスを見つける手掛かりになると確信し、金貨の発見現場へ向かう準備に取り掛かる。一方、WHO(世界保健機関)の女性研究医エヴァは、ナイジェリアで発生した謎の病原体の感染源がマリにあると判断し、調査に向かう。ところが、内紛が勃発したマリでは、国境が閉鎖され、通常ルートでの入国は不可能だった。そこでエヴァは、ピットたちがボートでマリを目指していると知り、ピットに頼み込み同乗させてもらい、一緒にマリ国境へと向かうのだった。 (2006年 アメリカ)


地上波で放送があったので録画視聴。
 クライブ・カッスラーの海洋冒険小説「ダーク・ピット」シリーズの一篇を映画化した作品。失われた宝を巡る陰謀劇、主人公とお調子者の相棒の息の合った掛け合い、最後でちゃっかりヒロインのハートもゲット等々、トレジャーハントものの王道中の王道を突っ走っています。それだけに数多ある他のトレジャーハンター映画との差別化ができていない印象も否めず、非常に平々凡々な作品に収まってしまいました。
 「ダーク・ピット」シリーズのスピンオフである「NUMAファイル」は以前に読んだことがありますが、あちらも基本的にこんな感じのプロットだったので、下手にシリーズ化されてマンネリになってしまうよりは一作ですっぱり終わったこの形は案外合っていたのかもしれません。

 いくら水が干上がったからという説明があるとはいえ、サハラ砂漠に鋼鉄艦が埋まっているあるのはさすがに不自然だし、真剣に突き詰めると最後の大砲もなんじゃそりゃ!と言いたい気持ちが沸かなくもないのですけど、この手の映画は基本的にノリで観るものですからね。面白ければオーケーなんです。全体に賑やか且つライトなテイストで笑えるシーンも多く、エンタメとしては及第点でしょう。
 強いていえばもうちょっと宝探しにスポットを当てても良かったかな? 環境汚染の権化たる敵さんとの戦闘がメインになりすぎて本筋がちょっと疎かになっていたように思えました。


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プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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