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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『イントゥ・ザ・ブルー』

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★★★☆☆
あなたはどう、愛のためなら宝物を捨てる?
バハマのニュー・プロヴィデンス島で、ダイビングのインストラクターをしているジャレッド・コール。おんぼろのトレーラーに住み、水漏れする中古船に乗りながら、ジャレッドはトレジャー・ハンターを夢見ていた。しかし昔からのライバルであるベーツにバカにされ、いつまでたっても夢は叶いそうにない。サメのハンドラーとして働くガールフレンドのサムと一緒にカリブの青く透明な海で過ごす毎日は、それなりに幸せだった……。ある日、ジャレッドの幼なじみのブライス・ダンが新しいGFのアマンダと一緒に、バハマに遊びにやって来た。ブライスはニューヨークで弁護士として成功を収めており、海辺にある大きな豪邸とヨットを購入していた。4人はすぐさま島の周辺へダイビングに出かける。そのとき、ジャレッドはついにカリブの海の底で沈没船のかけらを見つけ、この沈没船が何百万ドルもの金塊を積んだと噂される“伝説の難破船”ゼフィア号であることを確信するが……。 (2005年 アメリカ)


「イントゥ・ザ・ブルー」第1作。
 夏だから観た!企画(?)の2本目。息を呑むほど綺麗なバハマの海を舞台にしたトレジャーハントものです。海中の映像がとにかく素晴らしい。まるでドキュメンタリー番組を観ているかのような映像クオリティに、青い海の中を俳優たちが自由気ままに泳ぎ回る映像だけでも十二分に満足できるくらいです。実際、この映画に掛ける俳優陣の意気込みたるや相当なもので、当初は大部分がダイビングスーツを着て撮影を行う予定だったにも関わらず、素潜りでこなしたいと訴えてこの形になったのだとか。演じる側が心の底から楽しんでいるからこそ、キャラクターたちも生き生きしてくる。それがよく伝わってくる画ヅラに仕上がっています。
 また、この映画ではなんとそこらへんを泳いでいる野生のサメを撮影に使い、俳優陣はたくさんのサメがいる中で演技をしたというから、その徹底した拘りがわかるってものです。特典映像のメイキングは必見。

 もうひとつの見どころは主人公ジャレッドとサムのらぶらぶっぷり。特にサム――ジェシカ・アルバがありえないキュートさを発揮しています。単に可愛いばかりか小麦色に灼けたしなやかな肢体は美しく、完全に骨抜きです。何を隠そう、『ダーク・エンジェル』を観ていたこともあってジェシカ・アルバは大好きなのです。そして個人的な趣向として日灼け肌の女の子も。
 しかも本作の吹き替えは新谷良子! 「CANDY☆POP☆SWEET☆HEART♪」でお馴染みの新谷良子です。いや、本当のことを言うと、いわゆるアイドル声優が外画の吹き替えを担当しているなんて珍しいと思ったのがDVDを借りてきた最大の動機で。そんな理由でこの映画を観る人間はたぶん私だけです。
 ちなみに吹き替えで観たら新谷のイメージが先行しすぎて違和感を覚えてしまった。ジャレッドは聞き慣れたトムの声(勿論、『スタートレック ヴォイジャー』のトム・パリス中尉ですよ!)だったのにすんなり受け入れられたのは、やはりアニメで知ったか実写から入ったかの違いでしょうね。

 大作系のトレジャーハント映画とは異なり、超常現象的解決が為されたり大きな規模に発展したりは決してせず、あくまでも地に足の着いたサスペンスアクションで通したのは見ようによっては地味ではあるのですが、絶景ともいうべき海の中を堪能でき、ロマンチックな要素とサスペンス展開盛り沢山でハッピーエンドまでもっていくので満足度は高し。気持ちの良い作品でした。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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