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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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『ひよ恋』第5巻~ひとつ乗り越えて、ひとつ近づいて。


気が向いたときに書くマンガ感想です。

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雪丸 もえ

集英社 2011-07-15
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★★★☆☆
結心の大切な幼なじみ・妃が、イギリスに引っ越すことに! お別れを言いたくて、空港に駆けつけたひよりと結心。この日をきっかけに、2人の関係にも変化が――!?


 純真純情100%ピュアでにやにやな超健全少女マンガ『ひよ恋』の新刊を買ってきました。
 妃ちゃん退場イベントを経て、結心がひよりんに対してちょっと歩み寄ってきたという感じかな。少女マンガの王道的には結心はとっくの昔にひよりんのことを意識していてよさそうなものだけど、やはり心の中で妃ちゃんの存在が大きく邪魔をしていたと思います。妃ちゃんから結心への一方通行の恋愛感情でぎくしゃくしてしまった関係。何物にも代え難い幼馴染みが“別れ”も告げずに去ろうというとき、ひよりんがふたりの間を繋ぎ、一度は諦めていたにも関わらずわだかまりを解くためのひと押しをしてくれた。それは結心にとっては感謝しても感謝しきれないことであり、結心自身の“ひより観”を変えさせる決定打でもありました。

 で、良い感じになりつつあるふたりの新たなる障害となるのが結心LOVEを自称するレイナですよ。ただしこのレイナの行動原理もイマイチ理解し兼ねるところがあって、レイナが結心を気に入っているのはわかるけれど、それが果たして恋心なのかが謎なのです。妃ちゃんやひよりんに比べると、単にカッコ良い男子発見!くらいにしか見えないんですよね。夏輝が主役の番外編やりっちゃん→コウくんのフラグ立てを見るに、そこらへんの恋愛感情を描くことをおろそかにはしていないし、レイナについては惚れた描写を意図的に省いているような気がします。
 となると、レイナはぐずぐずなひよりんに発破を掛ける役割なのでしょう。たぶんそこまでのドロドロ展開にはならずに、結心のことはきっぱりさっぱり諦めてくれるハズ。

 それよりも個人的には、りっちゃんとコウくんの仲がまったく進展していないことの方が不満でした。相変わらず顔を合わせればぎすぎす険悪ムードなんだもの。ひよりんと結心なんか黙っていてものほほんとやっていけそうだけど、こちらはそうもいきません。あのふたりが仲睦まじくカップルになっている姿がまったく想像できない。だからこそ早く見たい! りっちゃんイベントには今後も期待ですね。
 勿論、田中くんは今巻も光っています。


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プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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