2011.06/10 [Fri]
西尾維新『朗読活劇 刀語 第零話 虚刀・鑢 /第八章』
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★★★☆☆
幸せになりたければ成功することを諦めなさい。
成功したければ幸せになることを忘れなさい。
「大乱の英雄」と呼ばれた、旧(ふる)き刀の物語!
原作者:西尾維新完全書き下ろしにより遂に語られる、虚刀流六代目・鑢六枝の真実!
第八章は左右田右衛門左衛門役の小山力也が朗読を担当。
アニメ『刀語』第8巻の初回限定版DVD/BDに付属の特典CDに収録。
飛騨城に誘拐・監禁された鑢みぎりと飛騨城主の娘・容赦姫との対話が主です。まさかここで七花の母親ととがめが過去に接点を持っていようとは。本編主役のふたりが思った以上にニアミスしていたことに驚きます。
真の成功者とは何か、成功を収めるためにはどうすれば良いのか。そして幸せになるには。西尾維新お得意の禅問答的やりとりに年齢相応のとがめさんは置いてきぼり気味ですが、ここでの会話が後々の布石――『炎刀・銃』に繋がってくるというのも心憎い。
『微刀・釵』だけあって日和号にも言及されています。この自然に入れてくる感じ、よくやるよなぁ。
それにしてもみぎりの人格破綻具合に掛かれば飛騨鷹比等なんて余裕で普通人です。結構良い親子関係してますよね。意外と子煩悩だし。容赦姫の「いーだ!」が可愛らしかったです。なんだか今回でかなり飛騨鷹比等に親近感が沸きました。
そろそろ物語の終わりが見えてきましたけど、この話ってつまりアニメ第1話のアバンタイトル、飛騨城での鷹比等と六枝の対峙シーンが最終的な終着点ということなのでしょうか?
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