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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『地球が静止する日』

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★☆☆☆☆
私たちは変わる。それがわかるでしょ?
NYのセントラルパークに巨大な球体が出現。降り立った宇宙からの使者クラトゥが現れた。アメリカ政府は危機対策チームを発足。幼い義理の息子を育てる生物学者ヘレンも召集されるが、地球静止へのカウントダウンは始まっていた!厳重な警備網をいとも簡単に破って街へ出たクラトゥは、ヘレンとその息子に接触。二人は衝撃の事実を知る。クラトゥは宇宙から人類へ向けられた最終警告だったのだ。クラトゥの目的は地球を救うこと。そのために彼が成し遂げようとしている衝撃の計画とは? (2008年 アメリカ)


1951年公開の『地球の制止する日』のリメイク。地上波で放送があったので視聴しました。
 んん? これは結局のところ何をしたかったのだろうか。
 大まかな流れとしては、異星人が宇宙の奇跡ともいうべき地球を守るために環境破壊の元凶である人類を駆逐しようと乗り込んでくるが、結局は醜くも美しい人間の存在に魅せられて考えを改めるというもの。
 クラトゥをはじめとしたこの異星人がとにかく謎な存在で、出自は明かされない上に使用している技術についての説明はなし。先遣隊として人類の可能性を見極めに来た男の判断がどのくらい重視されているのかも不明。同様にクラトゥ自身がどのレベルの地位にいてどの程度の決定権を持たされているのかも伝わってきません。

 ヘレン親子と接するうちにクラトゥが人類を知って人類=害悪という考えを変えていくのもストーリー展開の方法論としてはまあアリといえばアリなのですが、この映画の主題として掲げている“絶滅の危機に瀕してはじめて人類は変わることができた”がそもそも描かれていないという……。
 クラトゥが見たのは単なる親子愛であって、アメリカ政府が強硬な姿勢を崩した気配なんてまったくありませんでしたけど?
 こんなテキトーな自己判断で滅ばされたんじゃ、人類だってたまったものじゃない。それ以前に、先遣隊の老異星人が「人類は愚かだけれど素晴らしい、しかし滅ぼさねばならない存在だ」的なことを言っていたのに、おそらくより上位の存在であろうクラトゥが「人類は素晴らしい」で思考停止しちゃっているのもどうなの。
 そんなことだから、終わり方も何だかクラトゥたちの自己満足に過ぎない感じがして完全に地球人類&観客置いてきぼりです。
 というか。基本的にやつらが勝手に人類抹消装置を起動させて、考えが変わったから必死に止めようと奮闘するって話ですからね。そんなものを見せられて盛り上がるわけがない。自演乙とでも言っておきたい気分です。

 本作と同じテーマの作品なら、わが日本にも『劇場版 ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』という良い映画があるわけで。宇宙正義の下に人類殲滅を遂行しようとするジャスティス&グローカーとコスモス、そして地球怪獣の対峙。断然、こちらの方を薦めておきます。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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