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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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尾田栄一郎/内田樹『ONE PIECE STRONG WORDS(上)』

ONE PIECE STRONG WORDS 上巻 (集英社新書<ヴィジュアル版>)ONE PIECE STRONG WORDS 上巻 (集英社新書<ヴィジュアル版>)
尾田 栄一郎 内田 樹

集英社 2011-03-09
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★★★☆☆
それは「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐる物語だ。主人公モンキー・D・ルフィは、海賊王になることを決意し、仲間や強敵との出会いを重ねながら「大秘宝」を求めて“偉大なる航路”へ船出する。一九九七年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった『ONE PIECE』は、二〇一〇年の第五九七話で第一部が完結。本書は巻一から巻六十一にわたるその長い航海の過程で生み出された珠玉の言葉をテーマ別に選んだ。上巻のテーマは「旅立ち」「戦い」「覚悟」「智慧」「別れ」。自らを鼓舞し、仲間を支える、豊かな言葉で彩られている『ONE PIECE』。その強い言葉は、物語の世界を超えて響き渡る。解説は気鋭の思想家・内田樹。


 マンガ『ONE PIECE』の名場面・名言を集めた『STRONG WORDS』の上巻。一昨年、ポケモン商法で大ヒットを記録した映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』をもじったタイトルに上手いことやった感漂います。
 私自身、『ONE PIECE』は好きな作品で毎週楽しみにしているとはいえ、さすがに60巻も読み返すのはだるい。時間も掛かります。一般的にマンガを読むスピードというのがどのくらいがスタンダードなのかは知りませんが、私は1冊に40分は掛かる。そうなると改めて最初から読もうとすると40時間は費やさなくてはいけないわけで。
 そんなときに便利なのが本書です。物語の要所要所で発せられたセリフの数々が本編のコマと一緒に載せられており、それを読んでいるうちに初読時の記憶が蘇る。名言集というよりも総集編的な楽しみ方ができる1冊(いや、上下巻だから2冊?)になっています。

 内田樹による解説もボリュームがあり、興味深い。昔、誰かが「解説は一番身近な書評。本を買う前にまず解説を読むべし」と言っていた記憶があるけど、まさにその通り。解説は作品をより深く理解するための副読本です。
 私は内田樹という人をこの本を読むまで寡聞にして知りませんでしたが、内田さんの解説目的で購入している人も少なくないようです。そもそもマンガ作品にこういったテーマ性を汲んでの考察が組まれること自体が非常に稀で、それを有名な人物がやってしまうのだから、それだけでも『ONE PIECE』の認知度、人気度が推し量れるというものでしょう。
 余談ながら。私は、同じくジャンプに連載されていた河下水希『初恋限定。』が群像劇としてどれほど優れていたかについての見解を3時間は語れる自信がありますね。そしてその『初恋限定。』と『P2!』『エム×ゼロ』を打ち切ったジャンプ編集部の無能ぶりについてなら5時間はいける。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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