2011.05/26 [Thu]
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
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★★★☆☆
ぶら下がったままよく聞け。
この世で重要なことはひとつ。“自分の取る道は自分で選択する”
カリブ海の港町、ポート・ロイヤル。総監の娘エリザベス・スワンは、子供の頃に父とカリブ海を航行中に、海賊船に襲われた英国の船と遭遇した。エリザベスはその船で意識を失った美しい少年ウィル・ターナーを見つけ、首にかけられていた海賊のシンボルである美しい金のメダルをはずし、自分の物にしてしまう。それから年月が経ったある日、町はブラックパール号に乗ったキャプテン・バルボッサ率いる冷酷な海賊たちに襲われる。エリザベスの身につけていた黄金のメダルが目当てだった海賊たちは、エリザベスをさらい船出してしまう。エリザベスに密かに思いを寄せていたウィルは、彼女を救い出すために、一匹狼の海賊であり、バルボッサの秘密を知る数少ない人間であるジャック・スパロウと手を組み、バルボッサを追った。
(2003年 アメリカ)
「パイレーツ・オブ・カリビアン」第1作。
DVD落ちしたときに流し見した程度できちんと視聴したのが今回が初。これは面白かった。人気シリーズになるのも理解できます。
海賊に攫われた想い人を助けるために海に出るウィルと自分を裏切った昔の仲間から愛船を取り戻そうとするジャック。互いに利用し利用されの関係でありながら、いつの間にか絆が芽生えている。処刑場での海軍を相手取っての大立ち回りで、言葉を交わさずとも息の合った連係プレーで敵を倒していくふたりの姿にはぐっとくるものがありました。
特に捻った展開はなく小難しいシナリオも用意されてはいないものの、呪いや海賊、身分違いの恋といった王道要素を全編に渡って散りばめ、それらを綺麗にまとめ上げたロマンチックなハッピーエンドで終える冒険ファンタジーのお手本のような出来栄えは充分以上に惹きつけてくれます。たまにはこういったストレートな作品も良いかもしれない。
しかしバルボッサも指摘していたけれど、不死の海賊クルー相手に闘いを挑むことは何の解決にもなっておらず、そんな戦闘パートが長々と続くのはやや不満。闘っている暇があったらさっさと呪いを解いてトドメを刺しちゃえよ!と思わないこともありませんでした。
骸骨姿の海賊たちがCGCGしすぎていたのも微妙。CGもやりすぎると実写から浮いて質量皆無な薄っぺらいアニメのように見えてしまう。私はCG肯定派ですが、今回に限っては、動く骸骨は操演の作り物にした方がリアリティが出たのではないでしょうか。
特撮リボルテックから出ているジャック・スパロウのフィギュアが俄然欲しくなりました。面白い作品を観るとそのキャラクターのフィギュアが欲しくなるのは男の性です。だからプリキュアのフィギュアが欲しくなっちゃうのも仕方のないことなんですよ。
――べ、別にオタクなわけじゃないんだからっ!!
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