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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』

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ジョージ・ルーカス

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共和国と分離主義者の戦争は全銀河に拡大し、ジェダイもクローン軍を率いて、各地でドロイド軍と激闘を展開していた。そんな折り、分離主義者の司令官グリーヴァス将軍がパルパティーン最高議長を拉致する事件が発生し、オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーが救出に向かう。アナキンの活躍で無事、最高議長の救出に成功したものの、アナキンはジェダイの掟=師匠であるオビ=ワン・ケノービへの忠誠と秘かに結婚し妊娠した妻パドメとの愛、そしてシスの強大なパワーの誘惑との間で悩み苦しんでいた。
(2005年 アメリカ)


 何回も見ていて内容もほぼ完璧に頭に入っているのに、フォースに導かれて地上波放送を見てしまった。
 『エピソード2』から3年後。クローン大戦もいよいよ佳境に入り、通商連合のコルサント侵攻&元老院議長誘拐、ドゥークー伯爵殺害に始まり、グリーヴァス将軍討伐、シディアスの正体発覚、アナキン闇堕ち→ジェダイ・オーダー崩壊、帝国の誕生まで大イベントが目白押し。まさしく怒涛のように展開されます。
 冒頭のコルサント上でのインヴィジブル・ハンドとの戦闘からして既に圧巻。残念なことに今回もミレニアム・ファルコンは発見できなかったけれど、アナキンとオビ=ワンがコルサントへの不時着を試みているすぐ後ろでジャダックがファルコン(ステラー・エンヴォイ)を操っていたんだよな、なんて考えたりして知れば知るほど愉しくなってきますね。
 それはそうとちょっと気になったのですが、グリーヴァス将軍とアナキンってここで初めての顔合わせでしたっけ? 『クローン・ウォーズ』でアソーカとグリが闘っていたのは覚えているのですけど、アナキンがどうだったかはイマイチ記憶にない。

 『EP3』を見て改めて思うのが、ジェダイ評議会のダメダメさです。共和国は腐敗した、とは散々言われてきたことですが、結局はジェダイ評議会も同じでした。身近にいながらパルパティーンの本性を見抜けなかったことが、メイス・ウィンドゥやマスター・ヨーダの自分たちの力を過信していた何よりの証拠。これに関してはシディアスのセリフに100%同意です。
 アニーにしたって、マスター・ウィンドゥがもう少し彼の心中を慮ってやっていればここまでの事態にはならなかった。議長へのスパイ行為、パルパティーン逮捕にアナキンを同行させなかったことがどれだけ彼を傷つけるのかが見えていないあたり、やはりフシ穴と言わざるを得ません。
 アナキンはアナキンで「評議会メンバーなのにマスターじゃないなんてジェダイの歴史始まって以来の前例のないことだ!」みたいに周り(と自分のこと)が見えずにブチ切れているし。いやいやいや、目の前にいたキ=アディ=ムンディだってそうだったじゃん! オビ=ワン、教えてあげてよ!!
 それでもオビ=ワンは元パダワンを優しく諭してくれて、アナキンも反省している。なんだかんだでアソーカがあの場にいたらアナキンのダークサイド転向も思い留まらせてくれた気がするなぁ。パドメの命が懸っているとはいえ、シディアスの甘言か愛弟子の誠意かで言ったら完全に後者を取ると思う。何が一番悪かったかって、あそこでアナキンを引き留める人間がいなかったことなんですよね。オビ=ワンはウータパウだし。

 旧三部作に繋がる要素もてんこ盛りで、正直よくここまで調整できたなと感心します。ベイル・オーガナの養女としてオルデラン王室に引き取られたレイアとC-3PO、R2-D2。3POはメモリーワイプを受けて記憶を失っているけれど、R2は記憶消去されていない。だから『EP4』でオビ=ワンを覚えていたのです。
 基本的にアストロメクドロイドは機密保持の観点から一回の作戦ごとにメモリーを消すのが普通だったらしく、オーガナ議員もまさかアナキンがR2の記憶が何年も蓄積されたままだとは考えていなかったのでしょう。
 オビ=ワンがアナキンのライトセーバーを回収するのもしっかり忘れません。建造中のデス・スターも登場し、『EP4』への布石はばっちりです。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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