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相棒 Season 9 第17話「陣川警部補の活躍」


★★★☆☆

陣川が帰宅途中に立ち寄ったコンビニで万引き犯を逮捕。が、その犯人の門馬が1年前、資産家の北薗邸から500万円などを盗んだ犯人であることがわかった。思わぬ手柄に意気揚々とする陣川。が、窃盗事件を改めて調べた右京と尊は、なぜ門馬が1年前の事件現場に近いコンビニなどで万引きなどしたのか疑問を抱く。窃盗事件のショックで脳梗塞に倒れ、今も後遺症に苦しむ夫を抱える摩耶子は、奪われた思い出の品オルゴールが帰ってくれば……と胸の内を吐露。その言葉に陣川はオルゴールを取り戻すと宣言してしまう。



Season 6 「陣川警部補の災難」に続く、「陣川警部補」スピンオフ シリーズ第2弾。
 良いですねぇ、このタイトルの付け方。すごく探偵小説っぽい。『シャーロック・ホームズの冒険』とか『御手洗潔の挨拶』とか……。『金田一少年の事件簿』にも「明智警視」シリーズがあったけれど、そういう立ち位置ですよね、このシリーズは。
 それにしても Season 9 は陣川君、よく出る。映画の番宣も兼ねてるのかな。今回で実に3回目の登場。陣川好きとしては嬉しい限り。
 ま、その一方で『相棒』が『相棒』たる所以――特命係=二人体制の魅力が犠牲になってしまうのですが、対等な関係で並び立っていた印象の強い薫ちゃんと右京さんのコンビに対して、現在の特命係は上司と部下の線引きがくっきり分かれているのでこれもアリですね。花の里での陣川君と神戸君のやりとりを見守る右京さんの嬉しそうなこと嬉しそうなこと。人材の墓場として長らく決まった部下の付かなかった右京さんにとって、いまのような自分の“弟子”がいる現状は夢にも描かなかったシチュエーションでしょう。
 それもこれも薫ちゃんとの日々があったからで。月日は流れ、その中で人は変わっていく。大河的な流れを目指して亀山薫卒業を掲げたスタッフの決意は間違っていなかったと再認識しました。

 事件については摩耶子の心境をはっきりと示せていなかったのがやや残念。結局、お金なの?愛なの?という疑問が残ってしまいました。『相棒』は悪女が多いのでたぶん9割方はお金の方でしょうけど。
 陣川君は辛い上に可愛そうな役回りが多いですが、今回の事件は人の良い陣川君に当たって正解でした。頭ごなしに否定せず、他人の気持ちを汲んでまっすぐすぎるほど親身になって接する陣川君に、門馬は確かに心を開いていたハズ。だからこそ最後、門馬はあそこまで真剣に訴え掛けてきた。今回の事件は門馬にとって不本意な結果に終息してしまったとはいえ、今後陣川君は彼の支えになるんじゃないでしょうか。薫ちゃんと若杉栄一みたいな関係に行きつくかも、と少し思ったりしました。


さて、来週はついに最終回!!
片山雛子、瀬戸内米蔵、本多篤人、そして小野田公顕。
『相棒』サブキャラ勢大量投入で期待度MAX!


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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