2009.05/07 [Thu]
高里椎奈『孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝』(2009年の読書感想 補完)
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★★★☆☆
我が名はストライフ王が末子、フェンベルク・ストライフ。
大陸の東端に位置するストライフ王国。幼くして指揮官に就いたフェンベルクは、悪鬼を従える獣兵師団を率いて外敵を打ち払い、順調に戦果を上げていた。しかし不意に舞い込んだ凶報が、次第に彼女を奈落の底へと導いて行く。投獄、国外追放、失意の果てに見た真実とは……。
「フェンネル大陸 偽王伝」第1作。
ミステリ作家の多くは最後のページを、立ち読みなどの段階でめくられてネタバレするのを避けるためにあとがきを書くといいます。
そう。高里椎奈もミステリ作家。でもこれはファンタジー。そんな軽い気持ちで、第1巻を読む前に次巻の登場人物をぱらぱらと見ていたので、第1巻のラストで明かされる“ある事実”と、それにまつわる“謎”が作中でまったく触れられていないことに疑問を持ち続けて、最後まできてしまいました。今作の最大の見せ場だったのに!きちんと伏線も張られていたのに!!
というわけで、存分に楽しむことができなかった1巻でした。たぶん、“アレ”を知らずに読み始めていたら感想もまた違ったと思います。完全にミスった orz
ファンタジーは結構未知の領域だったのですが、意外といけそうな感じ。いよいよフェンたちは旅に出るようだし、本当の楽しみは次巻からということで。
うう感想がこの後悔につきるのが悔しい……。
良い子は間違ってもシリーズものの先の巻をチラ見しないように!
(2009年の読書感想 補完)
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