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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『トランスポーター3 アンリミテッド』

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★☆☆☆☆
そのルールはしばらく中止する
手首に、罠。トランスポーター絶対絶命! プロの運び屋、フランク・マーティンは、凶悪な依頼人・ジョンソンの仕事を一度は断るものの、不意打ちされ、目が覚めると手首に“愛車から20m離れると爆死”という罠が仕掛けられていた。そして強引に“赤い代物”を運ぶ依頼をされる。愛車には、同じ罠を仕掛けられた謎の美女の姿。謎の組織の追跡をかわしながら、フランクは次第にヴァレンティーナと名乗った美女と心を通わすようになる。マルセイユ、ミュンヘン、ブタペスト、そしてオデッサへ――。この依頼に隠された世界規模の陰謀とは!? 果たして二人の運命は!? (2008年 フランス・アメリカ)


「トランスポーター」シリーズ 第3作。
 3週連続地上波放送もいよいよラスト。期待に胸を膨らませて視聴に臨んだのですが……これがとんだクソ映画。色々言いたいことはあるけれど、まずはこれだけ。いくらなんでも脚本がチープすぎる。

 ヒロインの顔がぶっちゃけブサイクとか、マスカラやらシャドウやらが涙で落ちて顔中真っ黒とかまだセーフですよ。でも、あの性格はない。逃亡劇の真っ最中にウォッカ呷るとかばかじゃないの。なんかラリっちゃってるし。見ているこちらがこれだけストレス溜め込んでいるのに、劇中のフランクがこのヴァレンティーナに惹かれていく意味がわからない。1作目のライや2作目の奥さんに靡かずに、よりにもよってこの女かよ!! いや、仮に100万歩譲ってヴァレンティーナに惚れるのはOKとしても、観客がそれに納得できるだけのステップがこの作品のどこにあったと?

 水没した車があんなビニールに含んだ空気如きで浮上するのも謎理論。だいたい、あんなふうに水に浸かったら普通は走れなくなる。それに爆弾腕輪や車に取り付けられた感知センサーが生きているのも不自然の極み。で、なんか最終決戦で簡単に外れちゃったりして。なんだこのご都合主義は。良い加減にしろ。
 敵さんの作戦規模も伝わり難い。コマ割り多くて肝心のアクションも何やってるんだかよくわからない。ルールなんてアンリミテッドだぜ!!とその時々の都合で平気で破りまくるフランク。じゃあ、この作品のウリって何なの、って話です。ジェイソン・ステイサムにアクションさせてどっかんどっかんやってりゃ客入んだろ、なんて安易な着想で作られたとしか思えないダメダメな映画でした。


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プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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