米沢守『熱血鑑識官 米沢守のドッキリ事件簿ZERO』

熱血鑑識官 米沢守のドッキリ事件簿ZERO 米沢守 メディアファクトリー 2009-03-17 売り上げランキング : 386437 Amazonで詳しく見る by G-Tools

★★★☆☆
現場の埃の中に、鑑識官の誇りがある
次々と巻き起こる事件の数々。そして、最愛なる妻・知子の失踪…。『相棒』の人気キャラクター・米沢守が鑑識官としての日々をつぶさに綴った、記録の書。米沢作の小説、伝説の鑑識官シリーズ『夜明けのディーゼル貨物』を収録。


　映画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」公開に併せて発売された関連本のひとつで、土ワイ時代（1998～2000年）の米沢さんの日記という形式。奥さんと別れる（いや、逃げられるが正しいか）までの過程や特命のふたりとの出逢いなどが記されたサブストーリー的な作品。
　伊沢ローラ、赤いカナリア、時効間近など過去の「相棒」を彩るワードが随所に散りばめられ、これでもかというくらいファンには嬉しい演出がなされています（いまは死んでしまったあの先生の名前も！）
　しかし、なんといっても、最も驚くべきことは本書全体を貫く謎（？）“米沢守殴られた事件”の原因。まさかの展開ですよ！「スタートレック」に例えるなら、「TOS」と劇場版、「TNG」以降におけるクリンゴン人の額の謎というか……（誰にもわからないんだろうな、これ）とにかく、おおぉ！て感じです。
　また、ネット上では本書と連動したゲームが遊べるという面白い趣向があるのですが、そっちの方には残念ながらまだ手を出してません（うう

　てか、米沢さんて中二びょ(ry