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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』

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★★★★★
わたしは、ずっと同じ「わたし」じゃないの!
昨日の「わたし」より、1時間前、1分前、1秒前――そんな「わたし」よりもっと良い自分になりたい!!

西洋風のテーマパークへとやってきたのぞみたちプリキュアの5人が豪華なお城で遊んでいると、一緒に来ていたココとナッツが鏡の国にさらわれてしまう。鏡の国の悪者シャドウが世界を自分のものにしようと、どんな願いも1つだけかなえてくれるドリームコレットをココとナッツから奪い取ろうとしていた。 (2007年 日本)


え、何これ……?

。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。 ウワァーン!!



劇場版「プリキュア」シリーズ 第4作。
――あ、あまりにも感動してしまった。「プリキュア」映画で2本目の★×5です。
 プリキュアVSダークプリキュア。もうひとりの自分、内面との対峙……こうして挙げてみると現在放送中の『ハートキャッチプリキュア!』のスーパーシルエット編(?)はこの辺りが原点のようです。当該『ハートキャッチ』を先に見てしまった私はむしろこちらに対して既視感なのですが、そこは個性溢れるプリキュア5。それぞれのキャラクターによって己の“影”との接し方も変わってきます。

 中でも敵であるダークミントさえも守りたかったと言うこまちと、ダークプリキュアでさえ躊躇うことなく友達と呼び、仲間に惹き込んでしまう(そう、“引き込む”でなくて“惹き込む”)のぞみが印象深い。プリキュアは『S☆S』の舞が最も、次点でえりかが好きな私ですけど、のぞみに対しての見方はちょっとベクトルが違います ファンの方には失礼ながら、のぞみってキャラクターデザインだけ見たらそれほど超絶にかわいいわけでもないんですよ。あくまでも主観的意見で。それなのに、ふとしたときの笑顔といったら他の追随を許さない。その安心感と包容力を伴ったかわいさには完全にやられます(こら!キモヲタとか言わない!)
 プリキュア5のメンバーが、ココが、シロップ、ブンビーさんが救われ、惹かれたのもまさにその点だろうし、今回ダークドリームが籠絡させられたのもまた同様。他の人ならムリだと諦めること、心に過ぎりもしないことをいとも自然に無自覚に言ってのけるのが夢原のぞみなんです。
 美しい夜景の中でぐりぐりバトルする一方、常に微笑みを向けてダークドリームの心を解いてゆく一連のシーンは見応え抜群。かなり心動かされます。
 しかしそんなダークドリームも――ってここがまた涙なしでは見られないんですよ! セリフが途中なのとか、もうね。完全に泣かしに掛かっています。これ、本当に子供映画なの? 私は信じられないよ。

 それに加えて本作、恐らく観客の殆どが忘却の彼方に追いやっていたであろうある伏線がびしっと極まって、形勢がいっきに逆転するのですが、この“気付き”の快感はミステリファンには垂涎ものでした。なんて本気の脚本なんだ。評価上げたのは実はこの部分も大きかったです。
 のぞみとココのらぶらぶっぷりも堪能でき、最高すぎる。
 ザ・たっち? オードリーの酷さに比べたら全然許容範囲。まぁ、声を充てたキャラクターがあのふたりそのまんまみたいなところにも助けられましたね。

それにしてもテレビシリーズで思い出したかのようにピンキーが集まったかと思ったら、この映画で殆どコンプリートしてたのか。多少は逃げられたようだけど。設定補完乙です。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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