2010.11/16 [Tue]
クリスティン・ランド『スター・ウォーズ エピソード1の主要舞台完全ガイド』

★★★★☆
詳細で信頼できる文章とポッドレース競技場の詳細を記した魅力的な折込ページを含む、18の詳細で複雑な図解に加え、地図などを盛り込んだ、『スター・ウォーズ エピソード1』に登場するすべての建物や場面の究極ガイドです。
シーボルトブックスから出ている『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の解説本。
この本にはちょっとばかり思い出(?)がありまして、高校のときに部活(文芸部)の合宿で京都に行った際、たまたま開催されていた『アート・オブ・スター・ウォーズ』展にて購入したものです。文芸部とスター・ウォーズ、まるで関係ないっすね。そもそも合宿なんて名ばかりの観光旅行でしたし、皆して趣味に走った結果、はるばる東京→京都まで来てスター・ウォーズ展という謎行程に。っていうか、スター・ウォーズ展やってんの?せっかくだから見て行こう、みたいなほぼその場のノリで決まったような。実物のポッドレーサーなんかもあって、あれにはかなり興奮しました。
いまになって思い返すと高校生ながら私もかなりコアなSWファンでしたね。『シスの復讐』公開前なんかクラスメイトと雑誌のおまけについてきた『EP3』特集の冊子を読みながら、この表現は間違ってる!とか論議したりなんかして。ダメな子すぎる
で、決して安くはなかった本書もいつの間にやら部屋の奥の方へと追いやられ、この度7年越しの発見(歳がバレる!)となったわけですが、内容がかなりディープです。ディープすぎます。
銀河元老院で各惑星の代表者が乗っているリフトと壁との接続部分が、それぞれの控え室&公務室に通じていることや、ナブーが全銀河的に見ても非常に珍しいタイプの惑星で核から発生するプラズマを利用した文化が形成されている旨など、およそ一般ユーザーは歯牙にも掛けないようなトピックが詳細なイラストと共に解説されています。勿論、私にとってはどれも興味深く、ゆっくりじっくり丁寧に読ませて貰いました。
文章量はさほど多くもなく、ページにして50ページ満たない本にも関わらず、そのデータ量はかなり膨大。さすがは会場限定販売の一部マニア向けガイド。満足にもほどがある。
ただし『EP2』『タトゥイーン・ゴースト』以来のワトー好きとしては、“ワトーが寛容なわけではない”という説明は断じて頂けません。執筆年の関係で仕方がないのかもしれないですけど、そこで★-1
アナキンがいなくなった後のすっかり落ち込んだワトーの様子と、アニーがジェダイになって帰郷したときのあの嬉しそうな顔を見ちゃうとね。ほんと良い人だよ、ワトーは。
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