2009.04/27 [Mon]
倉阪鬼一郎『四神金赤館銀青館不可能殺人』
![]() | 四神金赤館銀青館不可能殺人 (講談社ノベルス) 倉阪 鬼一郎 講談社 2007-07-06 売り上げランキング : 435416 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★☆☆
次だ、次
花輪家が所有する銀青館に招待されたミステリー作家屋形。嵐の夜、館主の部屋で起きた密室殺人、さらに連鎖する不可能殺人。対岸の四神家の金赤館では、女の「殺して!」という絶叫を合図に凄惨な連続殺人の幕が切って落される。両家の忌まわしい因縁が呼ぶ新たなる悲劇!鬼才が送る、驚天動地のトリック。
この本は“驚天動地のトリック”を描くことがメインで、それを味わうことが目的で読む本なんだなぁというのが感想(なので、あらすじもそこまで載せました)。間違えても、一般の人に薦めてはいけません。
ただ、すべてにおいて“なんとなく”わかってしまったのが残念。もっと「えええぇぇぇっ!?」みたいな反応をしたかったかな。ラストで明かされる“無駄な労力”には笑わされましたが(清涼院か、と)
しかし、20人近く殺されているのにこの薄さ。あくまでもミステリを“物語”ではなく“小説”として捉えた上で、全力で遊んでみましたという感じ。
いや。屋形さん好きですよ。それでも「泉水館」的作風に拘るところとか。
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突然、失礼しました。
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