2010.10/20 [Wed]
相棒 Season 9 第1話「顔のない男」
★★★★☆
人気女流作家の水元湘子の遺体が自宅で発見された。第一発見者は夫の吉野。文学賞の楯やトロフィー、生原稿がなくなっていたことから熱狂的ファンの川芝が浮上する。しかし右京は最近の資料ファイルがないことに疑問を抱く。また恋愛小説を書く湘子が最近なぜか商社マンの笠井を取材していたことが判明。さっそく商社へ向かう右京と尊。さらに右京がある推理に基づき夫の吉野を追及すると意外な真相が暴かれるのだが、未だ肝心の資料ファイルの行方は掴めないままだった。
ついに始まりました Season 9! これは即効当日内に感想書くしかないでしょう。
2話続きの1話目ということで、物語の全容が見えない現段階では如何とも判断し難いのですけど、それでもなかなか上々の滑り出しであることは間違いありません。これは期待できるんじゃないか、今シーズン。
今回初の初回1時間だったのは、テレ朝が池上さんの視聴率を潰すのは惜しいと欲張ったからだと邪推しているのですが……。人気の低迷につき、ってことはないだろうし。
人間関係の変化も興味深いところ。冒頭、内村さんが神戸君をなんとか元に戻そうとするものの見事に袖に振られ、やっぱり特命に居ついてしまいます。そんな神戸君への右京さんの対応は一見、前シーズンとさほど変わっていないようにも思えますが、神戸君の着眼点と行動力に密かに微笑んだりもして(カメラ目線なのね)その成長が嬉しいようです。うん、良いコンビになってきたかもしれない。
米沢さんが伊丹に対して強気の姿勢なのには笑いました。あんな言い方したら伊丹が可愛そうだと思わず同情。右京さんを三浦さんが完全に受け入れているのにも驚きです。イヤそうな顔アピールをしてみせる芹沢君を無言でなだめてますからね。捜一も丸くなったものだ。
事件の全容に関しては来週の放送を待っての感想になりますが、仮に湘子が自殺に見せ掛けた他殺だった(予告からしてほぼ確定的?)とすると、自殺に見せ掛けた他殺に→自殺を他殺に見せ掛ける工作が加わり、偶然の産物とはいえ“他殺に見せ掛けた自殺に見せ掛けた他殺”という結構しっちゃかめっちゃかなことに。これは推理のしようがないよ、、、(T△T)
それと小説のしおりのページはきちんと文章を映すか音読しておいてくれないとフェアじゃない。ワインとチーズは自力では辿り着けないヒントなんだし。ま、面白かったから良いんですけど。
サブタイは Season 7 に「顔のない女神」があるので、もうちょい別のものにしてほしかったかな。
何にせよ期待の新シーズン。傑作続出となることを願ってます。
ん、それと公式によると11月にノベライズ版担当の碇卯人がオリジナルで『杉下右京の事件簿』なる小説を出す模様。ノベライズ版、大概酷い出来だったからなぁ~ 鳥飼否宇、信用ならん。“本格ミステリー”がいわゆる“本格”のジャンルではなく“本格的なミステリー小説”を指している可能性もあるし、アクションとかかなり不安要素。とりあえず様子を見てから、か。
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