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アニメ総評:『Yes! プリキュア5GoGo!』

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成田良美

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★★☆☆☆
春日野うららは、へこたれませーん。
ナイトメアとの戦いも終わり、パルミエ王国を復活させるため元の世界へと帰ったココとナッツとミルク。プリキュアの力も失って、普通の女の子としての日々を送っていたのぞみは、遠く離れてしまったココへの届けるあてのない手紙を書いていた。そんな時、運び屋の自分なら届けられると言う、会ったこともない男の子がのぞみたちの前に現われる。そして彼からバラの紋章がついているだけの心当たりのない手紙を受け取るのぞみ。現れる次なる強敵・エターナル。新たな仲間と新アイテムを手に入れたのぞみたちは、キュアローズガーデンの謎を解くべく立ち上がる! 全48話。


「プリキュア」シリーズ通算 第5作。3代目である前作『Yes! プリキュア5』の続編でもあります。
 本当のところ★×3にするかどうかでかなり悩みましたが厳しめ評定で。プリキュア好きだもの。はっきりいって2年目となる本作は脚本的にマンネリが過ぎて、手放しで褒められるほど良い作品ではありません。前後編でやった「ファイブDEチャンス」なんて、最悪の部類です。それでも見てしまうのは50話付き合ってきたプリキュア5の面々に愛着を感じているからであり、キャラクター劇として見るぶんにはギリギリで許容できる内容だからです。

 この『プリキュア5GoGo!』ではココとのぞみの恋愛成分は前作に比べてかなり抑えられています。こまち→ナッツなんかはなんでもなくなってしまったし、最後には前作のラスト完全否定的な結末(いや、ハッピーエンドなんでしょうけれど)で意味がわからない。『5』での重要要素がすべて鳴りを潜めてしまったといっても良いくらいです。
 失敗の原因はいくつかあるかと思いますが、第一に敵方シビレッタ。物語の中にプリキュアたちを誘い込む作戦を得意とする彼女が出てくると、その話は必ずワンパターンの童話コスプレ回になり、それだけで視聴意欲が壮絶に萎えます。この設定はミスでしょう。

 学年を変えなかったのもマイナスポイント。本来なら1年繰り上がっているハズなので、かれんさんとこまちを高校生にしておけば良かったんですよ。もともと『5』からして、プリキュアメンバー以外の学校の友達が増子さんとりんちゃんの部活仲間くらいしか出てこない“閉じた世界”になっているんですよ。他人との関わりが殆どないからどうしても内輪の話になってしまい、物語に膨らみが出ない。まあ確かにプリキュア5は“そこ”を思い悩んでいる人たちがのぞみによって救われた話ではあるので、仕方ないといえば仕方ないのですが……。
 新キャラ・ミルキィローズを出してくるのも1クール経ってからとかなりスローペースです。もっとテンポよく進めないと。しかもミルキィローズの娘は相変わらずの小生意気で。


 良かった点は何を差し置いても第18話「みんなに届け! うららの歌声」!!
 この回の力の入り具合は半端ない。空の青と夕景の赤――うららの心象を映し出すような色遣いから、細やかな表情の変化、画面内の人物の配置、アングル、セリフの言い方まですべてが神掛かってます。ちょっとこれはプリキュア史上最高の“通常回”――いや、他のアニメでもここまでの超クオリティの1回はそうそうお目に掛かったことはありません。

 スコルプさんとブンビーさんの友情も熱い。スコルプさんを消し去ったときばかりはプリキュアが悪者にすら見えましたね。その後のブンビーさんの落胆具合といったら、見てられない……。よくよく考えると、プリキュアもエターナルの人間をこの世から消し去っていることには違いないわけで。最後の最後でブンビーさんとのぞみが言葉を交わした際にはそのことに触れて欲しかったかな。そんなブンビーさんには意外な結末が待っています。


それにしても、のぞみの天然無防備さは危険レベルに達しています。
うらら派の自分でさえ、危うくのぞみにオトされそうになることがときたま。
もし、のぞみと中学時代に同級生だったら確実に惚れてる自信があるね(妄想乙


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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