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アニメ総評:『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』

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ヒカリはシンオウ地方にすむ10才の女の子。今日は新人ポケモントレーナーとして、冒険の旅に出る日だ。まずは最初のポケモンを貰うために、隣町のポケモン研究所を目指して出発したヒカリだったが、早速道に迷ってしまう。ちょうどその頃、研究所では新人用ポケモンのナエトル、ヒコザル、ポッチャマがケンカをはじめて大騒ぎ! さらにポケモンたちは、研究所から逃げ出してしまい……。 トップコーディネーターを志すヒカリ、シンオウに降り立ったサトシとピカチュウ、タケシの新たな旅が始まる!


「ポケットモンスター」第3期シリーズ。全191話。
 常々、史上最高のアニメは『カレイドスター』だと公言してきた私ですが、この『ポケットモンスターDP』はそれに匹敵するくらいに素晴らしいアニメでした。コンテストのヒカリとジム戦のサトシ、W主人公制で進むストーリーのテーマは「成長」。ヒカリ編もサトシ編も、全部ひっくるめて『DP』は非常にスポ根色の濃い、熱いシリーズ。4年間掛けて紡いできた物語がしっかりとした連続ドラマを形成し、終盤に向けて一挙に加速する。それでいて細やかな伏線も余さず拾い切るのだから、これはもう神作品でしょう。

  新人であるヒカリはまず野生のポケモンを捕まえる初歩の初歩から始まります。コンテストデビュー、初優勝と順風満帆のように見えて、その後に相次ぐ1次審査落ちで気持ちが折れ、精神的にもかなり堪えての充電期間宣言とハードなドラマが展開されます。ヒカリの1次敗退が何度も積み重なり、テレビ観戦していたアヤコ(ママ)が静かに電源を消す場面なんか冗談抜きに痛々しく、このアニメは鬼かと思いましたね。その後の大舞台での復活も、充電期間が長かっただけに感無量です(前作のヒロインを乗り越えるという展開も良い!)。ヒカリの物語では堂々たるサクセスストーリーを見せつけてくれます。
 一方のサトシには初っ端からシリーズ通してのライバルキャラクター・シンジが設定されています。目指すべきところは同じでもやり方も考え方もまったく真逆である彼との衝突を繰り返すうち、いつしか互いを認め合い、リーグで最高のバトルを繰り広げることになる――。

 また、ポケモンコンテストでは『AG』以上に“魅せる”ことを意識したバトルが為され、見ている側もかなり楽しみだったりします。
 本業のポケモンバトルでは根性論を一切廃止。「わざ」による攻撃は勿論、「とくせい」や「相性」、戦術戦略手持ち構成まで考慮したハイレベルなバトルが要求され、究極的にはポケモンバトルとはトレーナー同士の心理戦であるように描かれます。トレーナーの心に隙を作るために外れるとわかっている「わざ」を敢えて出すように指示するとか、どんだけなの。

 サブキャラクターも従来シリーズ以上に充実し、たとえばヒカリのライバルであってもサトシと仲良くなったり、その逆も然り。ジムリーダーのキャラも立っていて再登場率高し。加えて、シゲルやハルカのような過去シリーズの主要キャラからのゲスト出演もあれば、ヤマトにコサブロウ、ルミカみたいなレアキャラまで出てくるサービス精神の旺盛さ。

 私自身の好きな回は、第54話「ナタネとサボネア! さよならは誰のため!」と第73話「さよならドクケイル!」のロケット団関連のお別れもの。『DP』は単発での感動系は抑え気味なのですが、これはやばい。ギャグ回では『ど根性ガエル』のパロディの度がすぎてレンタルDVD版では差し替えられた第82話「ノモセ大湿原のグレッグル祭り!?」が印象的です。本気度合いではやはり第61話「ポケモンコンテスト! ズイ大会!!」、「フルバトル! シンジVSサトシ!!」前後編、グランドフェスティバル全編とシンオウリーグ全編、そして最終話を挙げたいところ。

とにかくこれ、本当に質の高いアニメなので、子供向けと思わずに是非見て貰いたい作品です。ちなみに採算が取れない都合上、セル版はセレクションのみの発売。全話見られるのはレンタル版のみなので悪しからず。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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