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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』

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★★★★☆
クローン戦争の始まりじゃ
エピソード1より10年後。オビ=ワン・ケノービと、彼の熟達したジェダイの弟子へと成長したアナキン・スカイウォーカーは、いまや高名な元老院議員となったパドメ・アミダラと久々に再会。パドメは暗殺の標的にされているのだが、その謎を突きとめようと、オビ=ワンは銀河の辺境へと旅立つ。そこで出会ったのは、かつては崇敬されたジェダイ・マスター、しかしいまは分離主義運動の主導者となっていたドゥークー伯爵だった……。(2002年 アメリカ)


「スター・ウォーズ」第5作。
BS-hiで放送していたので視聴しました。
 小学生のときに父親が借りてきたビデオを見て以来のSWファンで、スピンオフ小説も70冊近く買い揃えている身としては、ブログでこの作品を扱うというのはかなり感慨深いです。SWは私にとって映画マイベスト10とは別格の領域にある、殿堂入り作品なのです。

スター・ウォーズ映画全7作品を気に入ってる順に並べると、EP3 > EP5 > CW > EP2,EP4 > EP1 > EP6
――なので、この『EP2』はどちらかといえば中間~下位にあたるのですが、それでも本作は充分過ぎるほどに面白いです。この作品のもうひとつのテーマ曲でもある「Across The Stars (Love Theme From Attack Of The Clones)」は何度聴いても神曲だし、最終盤でのジェダイVSドロイド軍の総力戦は何度見ても飽き足りません。
 このジオノーシスの戦いで大勢のジェダイが命を落としたのですが、生き残った参戦メンバーは層々たる顔ぶれでさすが著名なジェダイはひと味もふた味も違ういます。バトル・ドロイドと化した3POを倒すキット・フィストーのハンサムさも堪能できて、短い出番ながら各ジェダイが活躍。ジェダイを見るなら間違いなく全作中これでしょう。

 アナキンは相変わらず直情的でいけ好かない生意気な若者ですけど、そこらへんは『クローン・ウォーズ』で補完補完。パドメに対してもオビ=ワンに対しても、それからシミに関しても、結局のところアナキンは人よりも情が深く、愛する気持ちが強いからダーク・サイドに堕ちちゃうわけです。一介のアストロメク・ドロイドを何の迷いもなく友人として扱うのは、少なくともこの時代の共和国軍では彼くらいですよ。そういう意味ではアナキン・スカイウォーカーの人格の本質を悉く曝け出し、アナキンという人間の心を大きく揺らしてみせた本作はSWの――少なくとも映画のSWサーガの最も中核を担ったエピソードだといえると思います。
 銀河情勢のターニングポイント的意味合いは勿論ですが、強さも弱さも優しさも脆さもアナキン・スカイウォーカーのすべてを垣間見ることができる物語である『EP2』は、やっぱりSWを語る上では外せませんね。

 逆に、観ていて相当腹立たしいのも『EP2』です。ヨーダとメイス・ウィンドゥのぼんくら加減とお堅さにはいつもながら呆れさせられ、パルパティーンのしらじらしさもここに極まれり。トーン・ウィーなんか『ボバ・フェット(1)』を読んだ後だとふざけんなって感じです。ザムやジャンゴ&ボバ関係の話もあって、この『ボバ・フェット』は『EP2』のお供に最適ですよ!(宣伝乙


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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