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積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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アニメ 刀語 第七話「悪刀・鐚」

 『刀語』もとうとう折り返し。否定姫&右衛門左衛門も本格参入で物語はいっきに佳境へ。その後半戦最初の敵としてとがめと七花の前に立ちはだかるのは鑢家家長、流派ナシ無所属の鑢七実です。アバンからその残忍さを容赦なく描写しており、第四話のVS虫組戦時がまだ可愛く思えます。
 他者を雑草扱いし、実際に彼女視点では足元に這い蹲る人間を“雑草”として見せてくる演出がマジぱない。薄ら寒さすら覚えます。これ、私の中で最上位に置いているあるミステリ小説に通じるものがあって、思わず唸ってしまいました。

 今回、何よりも目を惹いたのは姉弟対決よりも絵巻風のつくりです。キャラクターや背景物の線が太く、極めて日本画的。てっきり前回の次回予告のみの仕様かと思っていたのですが、第七話は全編に渡ってこの仕様。はじめは慣れなかったのですけど、見ているうちにこれもアリかな、と。奥行きをもった絵巻風なところは3Dで観た『アバター』みたいな感じでした(言い過ぎ?)
 否定姫の屋敷での右衛門左衛門との会話シーンは『月詠 -MOON PHASE-』のシャフト演出を彷彿とさせるところがあって、維新ファンにも関わらずシャフト嫌いでアニメ『化物語』を一話で切った身としては少し苦い思いもあったり。ま、昔の絵巻物なんかはみんなこんな感じの壁取っ払い型なんですけどね。そっち準拠かしら。

 バトルに関しては相変わらず魅せ方がいま一歩。戦闘中にぐりぐり動いてこそ「おおぉ!」と思うわけで、決して小手先でひゅんひゅんやってるのを見たいんじゃないんだよなぁ。先々週の『ポケモンDP』を見習え!!
 アニメは、テンポ>説明になっているからミステリ部分のインパクトにも欠けるし、せめてそのぶん第四話の嘘予告くらいのバトル描写or第四話の謎解きパートくらいのケレン味はほしいところです。


来月は日和号と対決。
予告を見る限りじゃ、当該戦闘シーンもなかなか期待できそう。
とがめさんと否定姫の絡みも楽しみ。否定姫すきー (ポニョ風に)


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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