2010.07/02 [Fri]
7×5=?
第143回直木三十五賞候補作品が発表されました。
なんと、わが愛しの
万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』もノミネート!
で、す、が。
確かに『かのこちゃん』は素晴らしい作品には違いありません。
個人的にも今年読んだ小説のナンバー2
さらには生涯マイベスト10の第8位につけるほどの名作。
けど、ちょっと直木賞には荷が重いんじゃないのかい?
決して派手な物語でもなく、悪くいえば没個性。
『かのこちゃん』は大好きな物語ですが
これが直木賞です、と渡されて読んだなら
たぶん微妙な表情になると思います。
良い話だったけど、なんで直木賞獲れたの?みたいな。
これぞ!という独自性と
物語的起伏にはそう富んではいませんよね、『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』
しかも媒体が新書。
この作品って、賞とかがついているから読む本ではなくて
出逢うべくして“出逢って”読む本だと思います。
自分の意志で手に取るからこそ、感動もひとしお。
ううむ。
言葉にするのが難しい……。
要するに
『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』のゆったりとした物語に
直木賞という大看板はあまり似つかわしくない気がするのです。
ともすれば外的な要因で作品の雰囲気を壊しかねない。
異論は大いにあるでしょうけれど
そういったものとはいちばん無縁の素朴な世界だからこそ良い、というのはあると思います。
なんと、わが愛しの
万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』もノミネート!
で、す、が。
確かに『かのこちゃん』は素晴らしい作品には違いありません。
個人的にも今年読んだ小説のナンバー2
さらには生涯マイベスト10の第8位につけるほどの名作。
けど、ちょっと直木賞には荷が重いんじゃないのかい?
決して派手な物語でもなく、悪くいえば没個性。
『かのこちゃん』は大好きな物語ですが
これが直木賞です、と渡されて読んだなら
たぶん微妙な表情になると思います。
良い話だったけど、なんで直木賞獲れたの?みたいな。
これぞ!という独自性と
物語的起伏にはそう富んではいませんよね、『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』
しかも媒体が新書。
この作品って、賞とかがついているから読む本ではなくて
出逢うべくして“出逢って”読む本だと思います。
自分の意志で手に取るからこそ、感動もひとしお。
ううむ。
言葉にするのが難しい……。
要するに
『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』のゆったりとした物語に
直木賞という大看板はあまり似つかわしくない気がするのです。
ともすれば外的な要因で作品の雰囲気を壊しかねない。
異論は大いにあるでしょうけれど
そういったものとはいちばん無縁の素朴な世界だからこそ良い、というのはあると思います。
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