2010.05/19 [Wed]
アソーカ・タノは死んだのか?~SW クローン・ウォーズ考
絶賛読書中の夏目漱石『坊っちゃん』がなかなか読み進まないので、今回は『スター・ウォーズ』のお話でもしようかと思います。なんせ好きな小説ジャンルに“ミステリとスター・ウォーズ”と掲げる積読ブログですからね。
――さて。知ってのとおり、現在BShiとNHK教育でCGアニメ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』が放送中です。この『クローン・ウォーズ』では、映画EP2とEP3の間の出来事――いわゆるクローン大戦が描かれています。
劇場版『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』を実質的な第1話として始まったこのシリーズの大々的なトピックとして用意されたのが、アナキン・スカイウォーカーの弟子=アソーカ・タノでした。ノベライズ版の解説にもあるように、これはファンにとっては衝撃的なニュースでした。と、同時にこれから先の未来、EP3やその前哨戦である『悪の迷宮』などには当然のことながらアソーカの“ア”の字もありません。まったく触れられてもいないし、1mmたりとも登場していないことが事実として確定しています。
そうなると次は、アソーカはどこへ行ったのか?という問題にぶち当たるわけで。私自身、ノベライズの感想の項でも書いていますが、大方の予想はアソーカ戦死→アナキンのダークサイド化フラグと現状では考えられています。そしてそれが最も理に適った考え方でしょう。
ここでメタ的な推論を働かせてみると、カートゥンの子供向け番組である『クローン・ウォーズ』にそこまでのバッドエンドを強いるかは甚だ疑問です。バトルドロイドをあれだけコミカル化させておいて、わざわざそんなハードな終わり方にするでしょうか? 映画のパンフレットにも、この時期がアナキンにとって最も幸せであった、という一文があります。それなら幸せなまま物語が閉じてもおかしくはないハズ。
そしてもうひとつ。この作品が、劇場版『クローン・ウォーズ』でアソーカがパダワンとなることからスタートしたことを鑑みると、そのゴールは殉死or離脱ではなく卒業と考えるのが妥当だと思います。
つまりEP3でアナキンの元にパダワンとしてアソーカがいなかったのは、既にアナキンの元を離れていたからに他ならず、任務で銀河のどこか――映画には映らなかったどこかの惑星で戦っていたのではないでしょうか。本来ならアプレンティスである年齢にも関わらず例外的にパダワンとなったこと、スカイウォーカー将軍の下で学んでいたことを考慮すれば、さほど突飛な意見でもないかと。それに、EP3冒頭の宇宙船群の中にミレニアム・ファルコンがいたことになっているくらいですから、映像外のところに“物語”が置かれていても何ら不自然ではありません。
クローン兵によるジェダイ虐殺指令・オーダー66を生き延びたジェダイが少なくないことは『暗黒卿ダース・ヴェイダー』「ラスト・オブ・ジェダイ」『フォース・アンリーシュド』で既に周知済みです。もしかしたらアソーカも、そうやって難を逃れたひとりだったかもしれません。そしてその後、ヴェイダーと遭遇することもあったかもしれないし、なかったかもしれない。ただそう考えると、『クローン・ウォーズ』という楽しい作品のカラーを貫いて、大団円を迎えることもできる。そして今後のSWシリーズへの期待もさらに膨らむことと思います。
――さて。知ってのとおり、現在BShiとNHK教育でCGアニメ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』が放送中です。この『クローン・ウォーズ』では、映画EP2とEP3の間の出来事――いわゆるクローン大戦が描かれています。
劇場版『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』を実質的な第1話として始まったこのシリーズの大々的なトピックとして用意されたのが、アナキン・スカイウォーカーの弟子=アソーカ・タノでした。ノベライズ版の解説にもあるように、これはファンにとっては衝撃的なニュースでした。と、同時にこれから先の未来、EP3やその前哨戦である『悪の迷宮』などには当然のことながらアソーカの“ア”の字もありません。まったく触れられてもいないし、1mmたりとも登場していないことが事実として確定しています。
そうなると次は、アソーカはどこへ行ったのか?という問題にぶち当たるわけで。私自身、ノベライズの感想の項でも書いていますが、大方の予想はアソーカ戦死→アナキンのダークサイド化フラグと現状では考えられています。そしてそれが最も理に適った考え方でしょう。
ここでメタ的な推論を働かせてみると、カートゥンの子供向け番組である『クローン・ウォーズ』にそこまでのバッドエンドを強いるかは甚だ疑問です。バトルドロイドをあれだけコミカル化させておいて、わざわざそんなハードな終わり方にするでしょうか? 映画のパンフレットにも、この時期がアナキンにとって最も幸せであった、という一文があります。それなら幸せなまま物語が閉じてもおかしくはないハズ。
そしてもうひとつ。この作品が、劇場版『クローン・ウォーズ』でアソーカがパダワンとなることからスタートしたことを鑑みると、そのゴールは殉死or離脱ではなく卒業と考えるのが妥当だと思います。
つまりEP3でアナキンの元にパダワンとしてアソーカがいなかったのは、既にアナキンの元を離れていたからに他ならず、任務で銀河のどこか――映画には映らなかったどこかの惑星で戦っていたのではないでしょうか。本来ならアプレンティスである年齢にも関わらず例外的にパダワンとなったこと、スカイウォーカー将軍の下で学んでいたことを考慮すれば、さほど突飛な意見でもないかと。それに、EP3冒頭の宇宙船群の中にミレニアム・ファルコンがいたことになっているくらいですから、映像外のところに“物語”が置かれていても何ら不自然ではありません。
クローン兵によるジェダイ虐殺指令・オーダー66を生き延びたジェダイが少なくないことは『暗黒卿ダース・ヴェイダー』「ラスト・オブ・ジェダイ」『フォース・アンリーシュド』で既に周知済みです。もしかしたらアソーカも、そうやって難を逃れたひとりだったかもしれません。そしてその後、ヴェイダーと遭遇することもあったかもしれないし、なかったかもしれない。ただそう考えると、『クローン・ウォーズ』という楽しい作品のカラーを貫いて、大団円を迎えることもできる。そして今後のSWシリーズへの期待もさらに膨らむことと思います。
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- at 23:23
- [スター・ウォーズ クローン・ウォーズ Season 1]
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NoTitle
勘違いされて、爆破犯にされて無罪になっても
評議会から謝罪もされず、
ジェダイを信じれずにオーダーを去るなんて・・・。