2009.04/25 [Sat]
トレイシー・ウエスト『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』
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★★★☆☆
それに、あたしはあなたのパダワンよ、スカイガイ
銀河を二分する銀河共和国と分離主義勢力との激戦のさなか、第三勢力の実力者である犯罪王ジャバ・ザ・ハットの息子ロッタが何者かに誘拐された。ジェダイ騎士へと成長したアナキン・スカイウォーカーは、初めての弟子アソーカ・タノと共にロッタの行方を追うが、その裏にはどす黒い陰謀が隠されていた…。映画『エピソード2クローンの攻撃』と『エピソード3シスの復讐』の間の大事件を描いた長編3D‐CGアニメ映画の邦訳小説。
映画「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」のノベライズ。
アナキンに弟子がいた!という衝撃的な事実が明かされる本作。同じくクローン大戦期間中を描いたクローン大戦ノベルを含め、いままでのサーガでは全く名前の出なかった新キャラ、アソーカ・タノ。ジェダイ・マスターのシャアク・ティと同じトグルータ。EP3の時点でアソーカの存在が見られないことからしても、彼女が戦死あるいはジェダイの道を断念したことは明らか(ついでにいえば、スティンキーことロッタちゃんも)。そうなると、確実に“そのこと”がアナキンのダークサイド化を促進させたことは言うまでもないわけで。そう考えると相当鬱な作品でもある。
アナキンとアソーカはお互いをスニップス(生意気なおチビちゃん)、スカイガイ(スカイ君)と呼び、とてもジェダイの師弟とは思えない関係だが、この二人のやりとりがまた微笑ましい。まるでオビ=ワンとアナキンを見ているよう。これから、アソーカと過ごすことでアナキンもだんだんとオビ=ワンの気持ちがわかってくるようになるんだろうなあ。
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- [2008年以前 読了本]
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