2010.04/25 [Sun]
映画『プリキュアオールスターズDX2 希望の光★レインボージュエルを守れ!』
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★★★☆☆
おのれ、なんて数だっ!!
私、花咲つぼみ、中学2年生です。ある朝、心地よく眠っていたら、親友のえりかが部屋にやって来て「コフレがいなくなった!」って言うんです!あれ~?シブレの姿もありません!!机の上に残された招待券を手がかりに、私たちは海の上に浮かぶ遊園地・フェアリーパークへ。そこでシブレ&コフレを発見!周囲を見回すと、シブレたちみたいな超かわいい妖精&アトラクションがいっぱい!でも突然、怪しげな影が現れてパーク内が大混乱に…。その時、プリキュアたちが続々登場!なんと全部で17人!!こうなったら全員で力をあわせて、テーマパークの宝“レインボージュエル”を守って見せますッ!!
劇場版「プリキュア」シリーズ 第8作。
いやぁ~ 面白かったです。観てきました『プリキュアオールスターズDX2』。別段『プリキュア』の映画すべてを映画館で観たいというわけではないのですが、これはレンタル落ちまで待てませんっ!!(つぼみ風に)
『プリキュア』は水準高いですからね、作品としての。★×3が決して低いというわけではないですよ、念のため。それでも個人的な好みでいえば前作(前々作?)の『オールスターズDX』の方が好きかな。前回はばらばらに存在していたプリキュアたちが最終的にひとつの場所に集まるというストーリー上、各キャラクターに満遍なくスポットが当てられ、それぞれに見せ場が用意されていたのですが、その点、今回はちょっと悲しいことに。
変身バンクに尺を取り過ぎた反省からか、各プリキュアの変身シーンは大幅にカットされ、オールスターズが名乗りを上げてもすぐに戦闘にはならずに敵方が逃走するというなんとも締まりのない展開。まぁ子供や初見者からすると長ったらしいですけど、ああいうケレン味がなくなるとそれはそれで淋しいんですよね。ほら、口上を心の中で復唱したいじゃないですか(え、私だけ?)
私の好きなSplash☆Starの活躍もほんの僅かでした。咲がお得意のおバカ加減で地図を読み違えるのと、のぞみと咲のノー天気コンビ結成くらい(Max Heart も出番少なめ)。
しかし、活躍させるキャラをフレッシュ&ハートキャッチに絞った点はある意味では正解です。前回のフレッシュは完全に主役の座を他のプリキュアたちに喰われていましたが、今回は違う。ラビリンスとの戦いを通して見違えるくらいに成長したフレッシュと、現役の新人ハートキャッチとの対比。次々に眼前に立ちはだかる敵を先輩たちが押さえ、始終挫けそうになるハートキャッチのふたりを時に言葉で、時に力づくで、レインボージュエルの元へと向かわせる展開は手に汗握ると共に、まさしく“プリキュア”というバトンを渡していく作業に他なりません。
それを経ての最終決戦。つぼみのが泣きながら、ラブとのみんなで観覧車に乗るという約束を果たしていないからという場面――そんな些細なことを為すために立ち上がるその姿が『Max Heart』最終回のなぎさに少し重なりました。大きくなるよ、つぼみ!!
今作最大の特色はなんといっても変身前のキャラ同士の絡みでしょう。これは前回の戦いで初めて知り合い、その後も交友を深めていたからこそ。ラブの「のぞみちゃん」発言や、りんちゃんののぞみ×咲に対するツッコミ、なぎさとうららの食いしん坊コンビなどなど、全員集合ならではのやりとりが短いながらも繰り広げられてここらへんの演出は同じオールスターものでありながら上手く前作と差別化できています。
さらに今回はサブキャラクターもオールスターズ。志穂やみのり、カオルちゃんのような準レギュラーは勿論、ミニッツ&アワーズ、ウサピョンなどの過去の映画のゲストキャラまで総登場でもはやウォーリーをさがせ!状態。とてもじゃないけど映画館では追いきれません。DVDが出た際には是非とも一時停止してじっくりたいところですね。それにしてもみんながミラクルライトでプリキュアを応援している中、ひとりスクープ写真を撮り続けている増子さんは流石でしたww
毎度恒例となったミラクルライトは、今回は遊園地内で配られている設定なのですが、実はここが巧妙で、前作でプリキュアたちを救ったアイテムを妖精たちがマスコットアイテムとして配るというのは然りじゃないですか。なんの不自然さもない。けれど、ミラクルライトの存在が作劇の幅を縮めているのもまた疑いようのない事実ではあるので、そろそろこの手法も限界かもしれないとも思います。ま、私のような大人の意見よりも子供がどう思うのかが大切なんですけどね。
ちなみにもうひとつのエポックメイキングであるEDのCGとダンスはかなりすごかったです。本編のCGはとにかく浮いていて使い方最悪でしたが、このEDのための実験と思えば許せないこともないです。神メドレーに神映像。もうこれは実写といっても過言ではないかと(過言だよ
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