2010.04/20 [Tue]
アニメ 刀語 第四話「薄刀・針」
お久しぶりに更新です。
いや、まぁ何をしてたというわけではないのですが……。
さて。見ましたよ今月の『刀語』
原作はこるものさんばりの形式破壊だったのでアニメの方はどうなのかと注目していましたが
や っ ぱ り か !!
ええ、錆白兵との超絶バトルな予告編も無料冊子のインタビュー記事も全部嘘。そうかもしれないとは思ってましたよ。考えたりもしましたよ、その可能性は。それでも本編はじまっても多少は七花パートも長くとられていたし、本当にもうね、スタッフ乙でした。
ちょっと気付いたんですけど、七花VS錆の決戦の舞台が巌流島で、一方でまにわにの3人が“島”に上陸する描写があるじゃないですか。これって実は、彼らの行く先も巌流島――と思わせておいて、実は別の島=不承島というミスリードになってるんですね。相変わらずミステリ的な作劇です。
今回の七実の勝ち方もそうで、はじめに蟷螂の“自決用の毒”を抜き取ったことをしっかりと描いておいて、終盤の蜜蜂戦にてその伏線を活かしてくるというのもまた充分にフェアな展開です。七実の「そういう設定はありましたよね」のセリフに傍点を見て、ぞくりとさせられるのはミステリ読みの性ですかね。実際のところ、単なるバトルものならば七実が何らかの隠し技をもって蜜蜂を殺してしまっても全然問題はないんです。にも関わらずきちんと伏線を張り、読者視聴者に推理を可能とさせる西尾維新の作品、スキですねぇ~(スキゾウさん風に)
たぶん前3話に比べてもいちばんミステリ的はったりが効いて今回だったと思います。『化物語』や『刀語』みたいな西尾作品をミステリとして評価している自分のような人間は少数派でしょうけれど。
――にしても七実、マジで怖い。演出諸々含めて完全にホラーの域に達してます。
そりゃあ、まにわにの皆さんを可哀想とも思いますよ。少なくともこの度登場の虫組の3人はどれも人情味溢れる良い人ばっかりだったし。
追記。
今回語られた真庭蝶々と虚刀流開祖の邂逅エピソードは『真庭語』で語られています。
なんか評判次第ではOVAとか出しそうな悪寒……。
いや、まぁ何をしてたというわけではないのですが……。
さて。見ましたよ今月の『刀語』
原作はこるものさんばりの形式破壊だったのでアニメの方はどうなのかと注目していましたが
や っ ぱ り か !!
ええ、錆白兵との超絶バトルな予告編も無料冊子のインタビュー記事も全部嘘。そうかもしれないとは思ってましたよ。考えたりもしましたよ、その可能性は。それでも本編はじまっても多少は七花パートも長くとられていたし、本当にもうね、スタッフ乙でした。
ちょっと気付いたんですけど、七花VS錆の決戦の舞台が巌流島で、一方でまにわにの3人が“島”に上陸する描写があるじゃないですか。これって実は、彼らの行く先も巌流島――と思わせておいて、実は別の島=不承島というミスリードになってるんですね。相変わらずミステリ的な作劇です。
今回の七実の勝ち方もそうで、はじめに蟷螂の“自決用の毒”を抜き取ったことをしっかりと描いておいて、終盤の蜜蜂戦にてその伏線を活かしてくるというのもまた充分にフェアな展開です。七実の「そういう設定はありましたよね」のセリフに傍点を見て、ぞくりとさせられるのはミステリ読みの性ですかね。実際のところ、単なるバトルものならば七実が何らかの隠し技をもって蜜蜂を殺してしまっても全然問題はないんです。にも関わらずきちんと伏線を張り、読者視聴者に推理を可能とさせる西尾維新の作品、スキですねぇ~(スキゾウさん風に)
たぶん前3話に比べてもいちばんミステリ的はったりが効いて今回だったと思います。『化物語』や『刀語』みたいな西尾作品をミステリとして評価している自分のような人間は少数派でしょうけれど。
――にしても七実、マジで怖い。演出諸々含めて完全にホラーの域に達してます。
そりゃあ、まにわにの皆さんを可哀想とも思いますよ。少なくともこの度登場の虫組の3人はどれも人情味溢れる良い人ばっかりだったし。
追記。
今回語られた真庭蝶々と虚刀流開祖の邂逅エピソードは『真庭語』で語られています。
なんか評判次第ではOVAとか出しそうな悪寒……。
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