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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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相棒 Season 8 第14話「堕ちた偶像」


★★★☆☆

盲腸で入院したたまきを見舞った右京と尊は、同じ病室に入院していた6歳の七海と知り合う。不審な男に追いかけられ逃げる途中ケガをしたらしい。七海はその不審な男を代議士の江嶋だと言い、右京らが早速その現場に行ってみると近くでジャーナリストの安田の事務所の捜索が行われていた。安田が遺体となって発見されたためだ。しかも安田は江嶋の盟友であることが判明する。少女が追いかけられた事件と安田の死に、何か関係があるのか……?


 七海ちゃんが可愛すぎてやばい!! 今回の感想はこれに尽きますね。話の良し悪しなんて、もはや問題じゃありません。七海役の石井萌々果ちゃんは『マイガール』に出ていたみたいだけど見てなかったんですよね。残念なことに。再放送やったら見ようっと。そして録画して残しとこ。

――と、さすがにこれだけで感想を終えるのも酷い話なので、本編の内容にも触れておこうと思います(当たり前

(以下ネタバレ)



 今回のストーリーはなぜ女の子が国会議員に追われていたのかを契機に、清廉潔白、期待のホープであるハズの信用に足る男がなぜ賄賂に手を染めてしまったのか、どこで間違ってしまったのかという理由を軸にして物語が紡がれます。
 劇中で江嶋の行った行為は決して誰かを傷つけたわけでもなく、むしろそれを行うことで現在進行形で苦しんでいる人々の役に立てたかもしれない。けれどそれは紛れもなく犯罪で。その結果として正義を貫こうとした盟友の安田を殺してしまうことになる。これって前シーズンの「還流」に極めて近い話で、人々を助けるためならば法を破っても良いのか、正しくない方法を用いても良いのか、という非常に難しい問題に焦点を当てた作品であると思います。現実と理想の衝突。どちらが正しいとは一概に決められない、相容れないふたつのもののぶつかり合い。

 そこで自分がまず真っ先に思い浮かべたのが、昨年読んだ中で最も良かった小説『スター・ウォーズ フォース・アンリーシュド ダース・ヴェイダーの弟子』です。今回のこの「堕ちた偶像」はまさに『フォース・アンリーシュド』そのものでした。
 『フォース・アンリーシュド』の終盤、ダース・ヴェイダーことアナキン・スカイウォーカーを殺める一歩手前まで追い詰め、帝国支配の終焉も夢でないところまできたスターキラーでしたが、彼はそこでヴェイダーを殺すことを思い留まりました。そこでヴェイダーを殺してしまえば、スターキラー自身がフォースのダークサイドに逆戻りしてしまうことになる。そう結論したからです。
 そう。あの場面でスターキラーがヴェイダーを殺していれば、確かに皇帝――ひいては帝国は大きな損失を被り、その支配を突き崩すことも可能であったかもしれない。ですが、それは同時にスターキラーがダークサイドに堕ちて新たなるダース・ヴェイダーを産むことになるということも意味しています。その場では最善と思えるかもしれない手法でも、汚い手段を用いる相手と対峙する際に、相手と同じやり方に手を染めれば、その場は一見解決したように見えても、必ずや今度は自分自身が、嫌悪していた者達と同じ道を歩む結果をもたらすことになる。それは宿命であり、逃れられない業でもある。
 死んだ安田はつまるところ、それを伝えたかったんですよね。偽善者の理想論でもなんでもない。それこそが、理想論と思われているその聖人君主の道を守り抜くことこそが、実は本当の最善である、と。なかなか深い話です。

 ただまぁ、犯人を焚きつけて病院のベッドまで殺しに来させる→はい、引っ掛かった、とか使い古された手法をやってしまったのは頂けないかなぁと。そこが大きなマイナスポイントですよね。
 七海ちゃんがいくら可愛くても取り返せない(しつこい

 あと、折角(?)のたまきさん盲腸イベントなんだから、土ワイ版3に触れなくてどうするとか思っちゃったのは自分だけでしょうか?


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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