2010.01/15 [Fri]
相棒 Season 8 第11話「願い」
★☆☆☆☆
とある家から発見された古い盗聴器。その家は16年前の少女失踪事件の被害者宅であった。少女は今も見つかっていない。右京と尊は事件を再び洗い直すことに。当時14歳の遥は友人と会うため、自宅を出たまま忽然と姿を消した。盗聴器の発見により、その犯人が事前に彼女の行動を探っていたのではないか?右京と尊は当時遥と同居していた叔母・涼子に話を聞くのだが、16年前の事件に触れたくない様子。16年前に一体何があったのか? さらに同じ手口の事件が再び起こり――。
まずはひと言。
こ れ は ひ ど い
えーとですね。
『相棒』で時効モノといったら「ありふれた殺人」っていう全シーズン併せた中でも最高峰に位置する作品があるわけですよ。
それなのに今更、時効をテーマにした話を作る意味がわからないし、それでいて内容が良かったのならまだしも、細部は違えど“過去の殺人事件の犯人を被害者関係者が共謀して罠にハメる”というスジの物語はたった数話前にやったばかりですよね?
第8話の「消えた乗客」です。制作陣がなんでこの話の脚本を通したのかが謎すぎて涙がでるわ。
いままでの担当回を振り返ってみてもわかるのですが、太田愛脚本は感情に重点を置きすぎていて『相棒』の特徴のひとつである100話を超える過去作とハイレベルな本格ミステリ要素を犠牲にし過ぎているような気がします。「ミス・グリーンの秘密」はキャラ紹介編としては良かったですが、ミステリとしてはお粗末な「さよなら、バードランド」に今回の「願い」。ウルトラシリーズのファンとしてはあまり言いたくはないのですが、太田愛は『相棒』に向いてないと思う。
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NoTitle
でも相棒の方はウルトラシリーズみたいにすべてが神回ってわけじゃないですね。この盗聴器の話も最初見たとき「太田さんのかいやな」ってすぐ気づきましたが、途中からなんか軽い話やなと思ってしまいました。こんなこと言いたくないですがウルトラの太田さん脚本の回を見てない相棒ファンが太田さんを批評しているのを見るとイラッっときます。