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積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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ムック『大河アニメ 刀語 オフィシャルガイドブック』

大河アニメ刀語オフィシャルガイドブック (講談社BOX)大河アニメ刀語オフィシャルガイドブック (講談社BOX)
講談社BOX

講談社 2009-12-19
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★★★★★
日本の古典に近い気がしました。いや、古典というと変だな。
人形浄瑠璃なんかに通じるものがあるというか……。

伝説の刀鍛冶がその人生を賭けて鍛えた12本の刀を求め、無刀の剣士・鑢七花と美貌の奇策士・とがめが征く……。原作、登場人物、声優インタビューなど、2010年放送のアニメ「刀語」の魅力満載のガイドブック。


アニメ『刀語』公式ガイドブック。
 『化物語』のガイドブックが大きくてジャマ、とにかく高い、無料冊子の焼き直し並みに内容がないようという最悪の代物だったのに対し、今回の『刀語』のガイドブックはページ数自体は少ないものの格段に良い出来となっています。何度も読み返したいような内容。
 装丁にもこだわりが感じられて、実は本書、表紙カバーを取ると講談社BOXさながらの赤表紙。まさに『刀語』の延長線上にあるといった雰囲気じです。

 アニメ本編の写真や資料も、現在制作済みと思われる第3話までのものがふんだんに使われており、所謂“竹絵”の再現度の高さにまず驚き、キャラクターが背景に溶け込んでいるというよりも、背景の中で“絵”が動いているようなその感じは、まさに期待どおり。いや、それ以上です。音楽担当の岩崎琢さんが人形浄瑠璃と喩えたこの作品、自分は割り箸人形劇のようだと感じていたので、そこらへん通じるところがあるかなと思います。
――というか、音楽が岩崎さんなんですよ!
 アニメ音楽を担当する作曲家とか編曲家とかには明るくはないですけど、岩崎さんといったら『天元突破グレンラガン』じゃないですか。しかも、もっと遡って『ロミオの青い空』のOP、唯一無二の名曲「空へ…」の作曲も岩崎さんなんですよね。イントロから涙腺崩壊のあの曲を担当してた人です。興奮しないわけがない!!

 インタビューでは劇盤にボーカルが入ったりしているという話だったので『グレンラガン』風な感じを想像していたのですが、公式サイトで公開されているPVを見たらさらに予想の斜め上をいってました。姫神のような民族音楽っぽい曲がとにかくカッコ良く、映像ともマッチしています。
 そうそう。PVといえば、とがめ役の田村ゆかりの演技も予想と違っていて驚きました。王国民とかそういうのではないし、ラジオも出演作品も特に追ってはいないのですが、それでも田村ゆかり、かなり好きです。はじめ田村ゆかりがとがめ役になったと知ったとき、蘭花・フランボワーズみたいなクールゆかりで演るのかと思っていたのですが、実際はかなり違う。基本元気目な明るい声なんだけど、元気過ぎないというか。うーん自分の拙い筆力では表現しきれない……ギブ。
 で、その田村ゆかり、なぜか本書のキャスト紹介の写真で「バンビーノ・バンビーナ」風に着飾っていて他の人たちと比べて浮いていたり。なんでだろ?

 さて。その他のインタビューではやはり1ヶ月×12話という特殊な放送形態の実現への過程が読みどころでしょうか。1時間で1本と30分が2話では構成の仕方が違ってくるので、今回の形態が最も大河アニメに適している、とか勉強になりました(何の
 そいういえばアニメのビジュアルが発表されてから長らく謎だったとがめの“目”の変化ですが、何やら理由があるようで。第4話のストーリー変更同様、気になるところです。

1月の放送が楽しみ!


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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