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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』

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★★★☆☆

麦わらの一味に"東の海"壊滅の報が飛び込んできた。故郷の危機に冒険の中断を決意するルフィだが、その前に"金獅子のシキ"率いる空飛ぶ海賊団が現れた!シキは、かつて海底監獄インペルダウンを脱獄した、海賊王ゴールド・ロジャーと並ぶ伝説の海賊である。ナミの能力に目をつけたシキは彼女を連れ去り、ルフィたちを空飛ぶ島に振り落としてしまう。その島では、凶暴な動物が弱肉強食の争いを繰り広げていた……!


劇場版『ONE PIECE』第10作。
尾田栄一郎完全制作総指揮のもとで作られた今回の劇場版。劇場に観に行くとコミックス第0巻が貰えるというあざと過ぎるポケモン商法に引っ掛かって観てきましたよ(実は『ディケイド』と人生初の映画を梯子)
 実際、そんなものでそこまで人が入るのかという感じもしますが、何やら東映史上最高の興行収入も狙えるこもということで、やっぱり一般人でも行く人多いんですね。まぁワンピのアニメを見ていない自分が行ったくらいですから、みんなも同様なんだろうなぁ……。ただそうなると、いままで内容だけで勝負してきた映画はどうなるんだって話で、ちょっともの悲しいですよね。おまけ至上主義というのも。

 さて肝心の内容ですが、率直にいえば普通に面白かったです――けど、まぁ普通ですよね。それ以上でもそれ以下でもなく。観ている間は楽しめはしたけれど、諸手を挙げて大絶賛というものではないですし、連載に何度も穴を空けてまでやるほどかといわれたら答えはノーです。確実に。
 何より最大のネックだったのは、ナミが敵海賊団に加入というアーロンパーク編と被るストーリー概要と、奪われた仲間を取り戻すとういうエニエスロビー編に既視感な展開。いや、何回似たような話やるんだよ、と。折角の原作者全面協力なんだから、もっと全然違うことをやってほしかったというのが本音です。

 加えていうなら、シキがかつてロジャーと双璧を成したという設定に必然性が感じられず(0巻をつくるという意図では生かされてますけど)、別段適当な敵役をこさえても何ら問題がなかったようにも思います。Dr.インディゴとシキ、チョッパーらのボケやツッコミなどのギャグシーンもいまいち笑えず、むしろ寒かったような。
 極めつけは島の住人の羽。なんだアレは。100歩譲ってアレがIQの作用だったとして、あんなラストで良いのかなぁ。「鳥になりたいんだと思います」とは言っていたものの、いくらなんでも唐突過ぎるでしょ。

 逆に良かった点は、なんといっても麦わらの一味の殴り込みのシーン。普段、特撮をよく見ているせいか、ああいうケレン味たっぷりでタンカを切るシーンは素直に燃えます。揃いの衣装がカッコ良いんだ、また。
 衣装といえば今回、ロビンの衣装がやばいですね。一般的(?)には今回の映画、前半のナミがとにかくセクシーという評判ですが、自分的には断然ロビン。あの衣装はやばい(2回目自重w
 アニメ版のロビンは肌が褐色だから、それがまた良いんですよね。

 それと、忘れてはいけないのはウソップの頑張り――というか踏ん張り。ウソップって戦闘面では取り立てて強いわけではないけれど、精神面ではかなり頼れるところがあって、シキにやられて一味がダウンする中、ウソップだけは精神力で持ちこたえてナミを説得する。一度、一味離脱を経験しているからこそ語れる「仲間を信頼しろ」という言葉。あの言葉は重い。いやぁウソップの漢を見たわ。


追記。
 『フレッシュプリキュア!』『マクロスF』を観たときも思ったのですが、劇場でアニメ映画を観ると、上映中にどうも音が耳につく。効果音なのかセリフなのかは良くわからないけれど、耳が痛くなってちょっと耐え難いことがあります。何なんでしょう?
 そういえば昔『マジカノ』というアニメを見てて出演者の多くがアニメ声過ぎて酔いかけたことがあったけれど、それとはまた違うみたいなんだよなぁ。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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