2009.12/29 [Tue]
ムック『W×DECADE』
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★★★★☆
ホントこれは、この年じゃないとできない代物です。
「仮面ライダーディケイド」と「仮面ライダーW」がガッチリとタッグを組み、スクリーンに嵐を巻き起こす。平成仮面ライダーシリーズ10周年の末尾を飾る究極のライダーカーニバル、その全貌に迫る。映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』唯一の映画公式本。
毎回恒例の劇場版『仮面ライダー』公式ガイド。
劇場パンフレットを買うならこっちを買え!ということで買ってきました。
毎度のことながらタイトルセンスが抜群ですよね。この本も“×”と書いて読みは“CROSS”ですもの。こだわってる!
内容の方は相変わらず濃くて、それでいてネタバレを極力排除するつくりがかなり嬉しい。特にキャラクター紹介のドーパントのところなど、何よりもまず作品を楽しんでもらいたいという作り手の愛が伝わってきます。
肝心の映画を見ているだけではいまいちわかりにくかった部分――特にクール渡には製作者側のメッセージをメタ的に代弁してもらっているとか、例の特殊な映画構成に至った経緯など、そういった話がとても興味深かったです。
士くんが『ディケイド』の解明されずに終わってしまった謎にツッコミを入れてくれたところも嬉しかったですね。ああ、そう思ってたのは視聴者だけじゃあないんだな、と。
ただ、そうなってくると今度は役者ではなく制作陣側からのフォローがほしいところなのですが、これがそこには触れられず。そうするとやはり一番の問題人物、鳴滝のことをどう思っているのか、演じた奥田さんのインタビューを読んでみたいと思うのが人情(?)というもの。しかしこちらも叶わず。
いや、ほんと。そこの見解だけは載せて欲しかった。それ以外は完璧なガイド本です。映画を観て、これを読んだら大満足。お腹いっぱい間違いなしです。
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