2009.12/24 [Thu]
映画『轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス』
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★★☆☆☆
プールサイドではしゃぐボウケンジャーたち。そんな中、大地を割って街の真ん中に険しい岩山が出現し、ミューズの声が彼らに届く。岩山に集まったのは、ボウケンジャー、ゴードム文明、ジャリュウ一族、ダークシャドウ、クエスター、そして謎の男。だが、この男だけは、“プレシャス”には興味を示していないようだったが……。
『轟轟戦隊ボウケンジャー』劇場版。
先日深夜に放送していたものなのですが、例によって例の如くまたも子供向け映画の感想です。
「スーパー戦隊」シリーズは必ずしも毎年見ているわけではないのですが、この『ボウケンジャー』は当時放送を追っていて、色々と甘い点もありましたが個人的には好きな作品です。
ギャグシーンのターゲットにされがちなのに決めるところは決める頼れるチーフは文句なしにカッコイイし、何より『ボウケンジャー』最大のポイントは、出自の異なる敵組織が複数並行して存在するというところ――なのですが、この劇場版ではまったくそれが生かされていません。
ネガティブシンジケートと呼ばれる彼ら敵役はどれもキャラが立っていて、それこそこういった特別編ならではに"共闘"なんかさせても良さそうですが、本作では序盤にちょこっと顔を見せてさようなら。勿体ないと言わざるを得ない。本来ならばわざわざ新規で敵を設定しなくとも充分に面白い話を作れるはずなんですよ。それを、短い尺の中で新たな敵を創造して描くからどうしても駆け足になってしまう。恐竜を絶滅に追いやった生物の話とか唐突にも程がある。
それとCGの出来がとにかく悪いのが気になります。嵐の海とか、アレはさすがに酷すぎる。実写で良いじゃん、別に。
唯一の見所といえば、さくら姐さんがチーフの父親の出現にテンパって始終「お父様」と呼んでいるところですかね。さすがはチーフを追って宇宙まで連いてっただけのことはある。さくら姐さんのチーフ大好き加減は見てて微笑ましいです。
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