積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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ショーン・ウィリアムズ『スター・ウォーズ フォース・アンリーシュド ダース・ヴェイダーの弟子(上)』

スター・ウォーズ―フォース・アンリーシュド ダース・ヴェイダーの弟子〈上〉 (LUCAS BOOKS)スター・ウォーズ―フォース・アンリーシュド ダース・ヴェイダーの弟子〈上〉 (LUCAS BOOKS)
ショーン ウィリアムズ Sean Williams

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★★★★★
シスは常にお互いを裏切るもの。あなたも、もうすぐそれを知ることになる……
ヤヴィンの戦いより数年前。ダース・ヴェイダーは皇帝に内密で弟子を育てていた。スターキラーと呼ばれるその青年は、パイロットのジュノ・エクリプス大尉と共に極秘任務に赴く。目的は、粛清を逃れたジェダイの処刑。ヴェイダーの弟子は次々とジェダイを非情の刃にかけていく…。ビデオゲーム版は全世界で570万本のセールスを記録した、メディアミックス作品の小説版。


 スター・ウォーズ小説最新作はゲーム「SW:フォース・アンリーシュド」のノベライズ。
 主人公のスターキラーはもちろん、ジュノ(美人!)やドロイドのプロクシーなど、メインキャラの魅力も充分で、相当面白い。シリーズ化しても良いくらい。
 舞台はEP4の数年前ということで、帝国政権下の、しかも帝国サイドの小説というのははじめて読んだので新鮮。支配者がシスというだけで、犯してしまった大量虐殺を悔いるジュノや帝国兵を殺すのにためらうスターキラーなど、意外と良心的な人々がいるという事実に驚かされる(あのハン・ソロも昔は帝国側の人間だったくらいだしね)。
 
 で。ヴェイダーの弟子であるスターキラーはジェダイ狩りを行うわけなのだけど、この時点でもまだジェダイが大勢生き残っていることに、また驚き。だって、EP4までもうすぐですよ?昔はオビ=ワンとヨーダのみ、みたいなこと言ってたのに。しかもシャアク・ティまで生きてたなんて!
 アナキン(……いまはヴェイダーか)がシャアク・ティの名前を口にしたとき、軽蔑だけでなく尊敬の念が滲んでいたという描写には、思わず「おおぉ」となってしまった。「まだ“アナキン”がいる!」と。一方で、明らかにためらわずに人を殺している描写を見ると、やっぱりこれは“アナキン”ではなく“ヴェイダー”なんだと再認識させられる。うーむ。

 さて。オビによると下巻はどうやら“SW史に一石を投じる驚愕の展開!”らしい。既に相当先の未来までが確定している現在のSW史から考えて、大きな“事件”を起こすのは難しい。
 後半、ヴェイダーの指示によりスターキラーが皇帝の敵である反乱分子や反体制グループをまとめるための行動をとり始めたこと、レイアやR2の登場、未登場のモン・モスマが登場人物紹介に載っていることから考えると、スターキラーの行動によって反乱同盟軍が結成されるに500票。
 ヤヴィンの戦いの数年前にも関わらず反乱同盟軍の存在がまったく見受けられないし、これは間違いないと思う。しかし、そうなると後に帝国を打ち負かす反乱同盟軍の立ち上げが(意図がどうあったにせよ)ヴェイダーの弟子によって行われたということに加え、ジェダイも関わっていたという衝撃の事実になるわけで。これは一石どころか大岩投じちゃってるよ!
 今回の作品でいっきにEP4に近づいた感じです。時期的にも内容的にも、ここまで本格的に新三部作と旧三部作を繋いだ作品はこれがはじめてなんじゃないかな。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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