2009.12/21 [Mon]
まっぷる選書『歴史の足跡をたどる 日本遺構の旅』
![]() | 歴史の足跡をたどる日本遺構の旅―なるほど知図BOOK (まっぷる選書 5) なるほど知図帳日本編集部 昭文社 2007-09-06 売り上げランキング : 457767 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★☆
「遺構」、それは人々の生きた証です。
一夜で消滅!?日本のアトランティス・瓜生島、伝説の中で生き続ける歓楽街・キラク、“雲上の楽園”栄華を誇った・松尾鉱山、悲運!大地の怒りか?日本のポンペイ・鎌原村、地図から抹殺!!禁断の島・大久野島、時代に翻弄された紀元二千六百年記念万博、失われても故郷を愛する大滝宿、子供に夢と希望を与えたひばり号、再び脚光を浴びる軍艦島、日本産業をささえた絶海の孤島・沖大東島……時代を超えてよみがえる。詳細な地図や豊富な資料、貴重な写真・図版満載。
小説ではないのですが、たまにはこういう本を読んだりします。というか発売されたばかりに店頭で惹かれて購入したにも関わらず読んだのが今更ですからね。積読本にも程がある。
内容はその名のとおり、日本各地の遺構の紹介。ひとつのトピックに対しての記述がおよそ8ページなのでそこまで突っ込んだことは書かれておらず、本当に紹介程度なのですが、逆に広く浅く知りたい自分のような一般人には丁度良い加減になっています。とはいえ、写真をはじめとして地形図やら古地図やらの図版資料は大変充実しており、なかなかきちんと作られているところに好感が持てます。
今は廃墟が残るだけの街、あったかどうかも定かでない町、かつては確かにそこにあった施設……。
当時の様子なんかを想像しながら読んでいると、なんともいえないロマンを感じます。
――軍艦島の写真集、買っちゃおうかなぁ。
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