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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』

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マイケル・バータ

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★★★★☆
ウルトラ戦士の心なんて、何万年も前に捨てたよ
ウルトラ一族でありながら暗黒の力に魂を奪われ“光の国”で反乱を起こして数万年前に宇宙の牢獄に閉じ込められたウルトラマンベリアルが脱獄。光の国のレイオニクスでもある彼は伝説のアイテム・ギガバトルナイザーを携えてM78星雲に舞い戻り、人工太陽プラズマスパークを奪取、光の国に壊滅的な打撃を与える。辛くも難を逃れたウルトラマンメビウスは、変身能力を失ったウルトラマン、ウルトラセブンの命でベリアルと同じレイブラッドの後継者で地球のレイオニクス、レイへ助けを求めに向かう。
その頃、ベリアルは全宇宙の支配を目的に怪獣墓場で100体を超す怪獣たちを蘇らせようとしていた――。


『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』劇場版。
いやぁこれですよ、これ。我々が夢見てきた物語は。
子供の頃に誰もが想像したであろう、“ウルトラマンの世界”の物語。
一言でいえば――

ウルトラファンで良かった!!

これに尽きます、本当に。

(以下ネタバレ)


 今回の映画では光の国の戦士たちの、地球とは関係のないところで起こる彼ら自身に降りかかった大事件が描かれます。それが悪のウルトラマン――ベリアルの復活。
 このベリアルがレイオニクスという設定したところがまた上手い。かつて全宇宙を支配した究極の生命、レイブラッド星人。肉体が滅びても思念で存在し、銀河中のありとあらゆる種族にレイブラッドの遺伝子をばら撒いた。やがて彼らは怪獣使い――レイオニクスとして壮絶なる戦いを繰り広げ、その勝者をレイブラッドの後継者として選ぶ。
 こんな設定で始まったテレビシリーズ『ウルトラギャラクシー』は地球人のレイオニクス、レイを主役として従来までのヒーローの役割を怪獣であるゴモラにシフトさせました。それでいて要所でウルトラ一族が物語に関わってくるという異色のシリーズ。
 で、銀河中にレイオニクスが生まれたわけだから当然、光の国にもレイオニクスがいてもおかしくないわけで。発想の勝利というか、よくぞ思いついた!

 しかも本作は思った以上に『ウルトラギャラクシー』を踏まえていて、レイオニクスバトルはシリーズ第二期で終結したハズというフォローもきちんと入っているし、何よりマンとセブンがレイを知っていて彼を頼るというところもテレビシリーズでの絡みがあったからこそ。
 この、メビウスが地球人であるレイに助けを求めにくるという展開がまた良いですよね。『ウルトラマンメビウス』最終話ではとうとう人類がウルトラマンに並び立ち、ウルトラマンを助ける力をもって共に最強の敵に共に立ち向かうという展開が為されましたが、今回はそれをさらに進めて、ウルトラマンから地球人に助けを求めにくるという展開。もう守られてるだけの人類じゃない、と。シリーズを追ってきたウルトラファンとしてはそれだけでも感動ものです。
 ペンドラゴンが最後の最後でペダニウムランチャーを照射するシーンもぐっときます。ダイルが遺していった武器ですからね、ペダニウムランチャー。最終局面で切り札として使ってくれるのはかなり嬉しい。
 欲を言えばグランデも出して欲しかったけど、今回はお預けということで。

 もちろんファン感涙の仕掛けは他にも満載です。
 『ウルトラマンダイナ』最終回で時空の彼方へと消えていったアスカが実は生きて並行世界(M78世界)に飛ばされていたこと、ティガ・ダイナ世界から流入したテクノロジーへの言及、春野ムサシの子孫らしき青年の登場、相も変わらずダメダメなゾフィー兄さん(だから円盤しか倒せないとか言われちゃうんだよ……)、ウルトラ戦士誕生の経緯、父と母の本名などなどネタには事欠かきません。やたらと目立つボーイやキングの演説を偉そうに聴いているチャックなんかも面白い。

 プロデューサーの岡部さん曰く、本作はドラマ面よりもアクションシーンに重点を置いたエンターテイメント作品ということで、なるほど確かにその通り。ドラマパートはちょっと弱いです。過去の父とベリアルの因縁やゼロとベリアルの状況対比なんかももう少し丁寧に描けたんじゃないかなぁとは思います。ZAPクルーとレイの絆、セブンとゼロのラストシーンなんかは良かったですけが、何ぶん復活からひたすらバトル、バトル、バトルで息もつかせないですからね。どうしても感情面の動きよりもアクションに目がいってしまいます。まぁそういう視点で作っているので当然っちゃ当然なんですけど……
 そのぶん、従来のウルトラ作品では見られなかったようなアクションが満載で、動きを追うだけでも楽しませてくれます。実際のところこの作品、邦画史上最高のアクション映画といっても過言ではないかと思います。怪獣の巨大感の表現もすごいですしね。
 人間であるレイの行き過ぎた跳躍力は気になりましたが、そこは惑星デントの重力が小さかったということでww

 気になったといえば、中盤以降の舞台がずっと怪獣墓場というのがなんとも地味で残念でした。あの暗いフィールドで延々戦うのはちょっと中だるみというか……もうちょっと変化が欲しかったところです。
 上映時間もあと30分くらい欲しかったかな(子供が見るには90分が限度なのかもしれませんが)

なんにせよ、新体制のウルトラシリーズ、諸手を挙げて歓迎できる出来でした。
早く、続編!


……あ、『めちゃイケ』発の岡村プレッシャー星人は発見できましたが、当然の如くニワンゴはムリでしたorz


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
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