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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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ジェイソン・アーロン(原作)&ジョン・カサデイ(画)『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの衝撃』

スター・ウォーズ:スカイウォーカーの衝撃 (MARVEL)スター・ウォーズ:スカイウォーカーの衝撃 (MARVEL)
ジェイソン・アーロン ジョン・カサデイ

ヴィレッジブックス 2015-11-30
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★★★☆☆
待て、このライトセーバー…
知っておるぞ、かつてこれを手にした者は…

惑星破壊兵器デス・スターはルーク・スカイウォーカーの活躍で銀河の塵と化した。初めての大勝利に湧く反乱軍は帝国にさらなる攻勢をしかけるが、彼らを待っていたのは、ダース・ベイダーに率いられた帝国軍の猛反撃だった。ただ独り、ジェダイ騎士への道を歩み始めたばかりのルークは、この強敵に一矢報いる事ができるのか。ジェダイとシスの因縁の歴史は新たな局面を向かえようとしていた。


マーベル版「スター・ウォーズ」シリーズ 第1作。
 『フォースの覚醒』公開に先駆けて昨年、邦訳版が刊行されたカノン準拠のアメコミシリーズ第1弾です。日本のファンにとっては「スター・ウォーズ」のスピンオフというと小説のイメージが強いですが、本国ではコミック作品も数多く出版されており、旧レジェンズにおいてはクローン大戦期やルークとマラの結婚、銀河連合自由同盟が崩壊しワン・シスが台頭する130ABY頃の時代を舞台にした「レガシー」など「SW」ユニバースにおけるもうひとつの主戦場というべきメディアとなっています。
 カノンになってもそれは変わることなく、既に大量のタイトルがリリースされ、またもや取り残されてしまうのかと危惧していたところ! 昨今のアメコミブームの流れも手伝ってか続々と翻訳出版されるという嬉しいニュースが入ってきました。
 現在、ヴィレッジブックスから発売中なのがこの『スカイウォーカーの衝撃』と『砕かれた帝国』『ダース・ベイダー』『プリンセス・レイア』の4作品。今後さらに『ナー・シャッダの決斗』も控えているそうなので、過去日本で発売されたアメコミスピンオフがほんの数冊だったことを考えるとにわかに信じ難い状況です。ありがとう、ディズニー! ありがとう、ヴィレッジブックス!!

 物語は『EP4』と『EP5』の間、帝国の兵器工場を破壊するためルークとハン、レイア、R2、3POがジャバの使節団を偽ってサイムーン1に潜入するところから始まります。本書でルークはダース・ヴェイダーと初めての直接対決を果たし、己の弱さ、ジェダイたりえない未熟さを実感し一時任務を離れてひとり修行に励みます。
 これらのことから推察するに、ルークがフォースと繋がる第一歩を描いた『ジェダイの継承者』、ライトセーバーを用いた初の対人戦である『ジェダイの剣術を磨け!』より後の出来事となりそうです。
 後半ではベンの足跡を辿る中でルークとR2がタトゥイーンに降り立ち、オビ=ワンの住居でボバに襲撃される場面もあり、人気キャラクターを出し惜しみなく投入して盛り上げるスタイルはまさに“副題なし”「スター・ウォーズ」のシリーズ名に相応しく、『スカイウォーカーの衝撃』なるちょっと奇妙な題名の意味が明らかになるラストは映画の合間にある物語をそのままのテンションで眺めている気分でした。
 またレジェンズでは『EP5』と『EP6』のブリッジエピソードに当たる『オビ=ワン・ケノービの伝説』、『シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア』冒頭に登場したオビ=ワンの日記が早くも登場し、『侵略の惑星』が初出だったヴェイダーとの対面を含め、全体にイベントを前倒して再構築している印象を受けました。未だ公式からの具体的な言及に乏しく、発表年月日によってのみカノンとレジェンズに区分けされている旧スピンオフをどこまで“史実”とするのか、本作を読むとその大体のスタンスが掴めると思います。

 ハンにまつわるもうひとつの“衝撃”に関してはまぁフェイントでしょうね。売れ行き好調につき早くも第2巻の発売も決定済みということで、すべての真相は来月発売の続刊『スター・ウォーズ:ナー・シャッダの決斗』を待たれよ(ダイレクトマーケティング)


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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