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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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東川篤哉『ライオンの歌が聞こえる ~平塚おんな探偵の事件簿(2)~』

ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2 (平塚おんな探偵の事件簿 2)ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2 (平塚おんな探偵の事件簿 2)
東川 篤哉

祥伝社 2015-06-24
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★★★★☆
あたしにはなあ、どんなケダモノよりも凶暴な、頼れる味方がいるんだぜ
湘南の片隅に、見た目も実力もNo.1の名探偵がいる――舞い込むのは風変わりな依頼ばかり。「生野エルザ探偵事務所」本日も、来る者拒まず営業中!“ライオン探偵”エルザと天然ボケの助手・美伽が挑む厄介な事件。「家出した亀の捜索中に殺された銀行員が靴下を奪われた理由とは」「老婦人を轢いた犯人はなぜ珈琲をかけて逃げた?」「元カレと永遠の愛を誓って湘南平に取り付けた南京錠を外して」「深夜のビーチで正面衝突したフィアットはどこへ消えた?」すべては依頼人のために。最強タッグが真相を追う!


「平塚おんな探偵の事件簿」第2作。
 平塚の街に探偵事務所を構える見た目ヤンキーな名探偵・生野エルザと、その相棒で猛獣使いを自称する探偵助手・川島美伽のアラサー女子コンビが湘南狭しと暴れ回る連作ミステリの第2弾。
 サバサバした性格のエルザに、常識人ぶってその実自信家の美伽がツッコミを入れつつ同調するこのシリーズ。前作のオビ推薦コメントがほっちゃんだったことから美伽の語りがすっかりCV.堀江由衣で脳内再生されるわ、コメディっちくなやりとりでいちいち笑わせてくれるわでほんと大好きです。

 靴下を脱がされた死体や轢き逃げの際にぶち撒けられたコーヒーの謎、追突事故の現場から跡形もなく消え去った相手の自動車etc……。収録の全4篇はどの話もキャッチーで奇異な、不可思議なシチュエーションが用意され、読者の興味を喚起して一瞬でその心を掴んでしまうのは手馴れたものです。本格ミステリはまず第一に、魅力的な謎ですからね。
 解決パートでも負けてはおらず、“被害者の洋服にコーヒーが掛かっていた”の一点からその理由と事件の全容、果ては犯人の絞り込みまでをも一挙に解き明かしてしまう第二話「轢き逃げはコーヒーの香り」は特に素晴らしかったです。効率性度外視のバカバカしいトリックあり、ドロドロあり、ロジックありでライトなようでしっかり読ませる。続きも期待しています。


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プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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