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映画『劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』

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★★★☆☆
この女、シェリル・ノームとギャラクシーから来船したクルーにスパイ疑惑が掛けられている。
西暦2059年。パイロットを目指す少年、早乙女アルトは銀河移民船団“マクロス・フロンティア”の中で閉塞感に苛まれていた。そんな時、銀河頂点の歌姫シェリル・ノームのコンサートツアーが船団にやって来る。シェリルに憧れる少女ランカ・リーとともに会場にいたアルトだったが、船団は突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受け、3人は戦乱に巻き込まれる。少女たちを守るため、最新型可変戦闘機VF-25に乗り込むアルトだったが……。 (2009年 日本)


劇場版『マクロスF』前編。
 テレビシリーズを再構成して新作カットを大量投入、まったく新しい物語に――というお馴染みマクロス商法による劇場版。『マクロス』という作品自体がそもそもの劇中劇として設定されて作られているので、第1話から物語を作り直すという手法にはさほど違和感は覚えないのですが(それでも、物語の流れがひとつでないというのは少し残念ですけれど)、問題はテレビシリーズ終了から5秒も絶たずに新解釈劇場版公開予定の報が流されたこと。2クール掛けて培ってきた物語を、“その後”ならばまだしも、速攻で別解釈で作り直すってどうなの?というところですよね。設定にしろストーリーにしろ、ひとつの物語をまるごとひっくり返すという行為にはそれなりの意志と覚悟を持ってやって貰いたいもので、最初から計画してたふうなのが気に食わない。

 そうして公開に至ったこの劇場版ですが、そういう心境で見ていたからなのか、使いまわしのカットが結構目につきました。ストーリー自体が新生していて、使いまわしでもストーリー上での意味合いが変わってきているとはいえ、既視感のある画が出てくると「うーん」という感じでお得感が薄れるような気分。お金を払って劇場に行くわけだから、そこは全編新作カットで表現してほしいですよね。自分はテレビシリーズは1話につき1回しか見ていないのにそう思うのだから、繰り返し何回も見た人にとっては結構残念なんじゃないかと。
 しかも映画のクセに一部作画が崩壊している箇所があるというのがタチが悪い。これはアレですか?作画崩壊も『マクロス』の伝統ですか?若かりし頃のミリア市長が妖怪人間ベムと化した、あの悪夢の再来ですか?
 そこらへんはきちんと作ってほしかったです。

 とはいえ、やはり『マクロス』という作品は劇場での上映/鑑賞が最も合うアニメであることは確かで、映画ならではの実物感のあるシェリルのライブシーンの演出、もはや目で追うのがムリなくらいの白熱の戦闘パートは観にいって良かった、としっかり思わせてくれます。序盤のライブ×バジュラ初襲来のノリはイマイチでしたが、後半の「ライオン」に併せての宇宙船はもう鳥肌モノ。さすがはOPを張ったデュエットだけあって、ぞくぞくですよ。
 戦闘ばかりだったらどうしようかとも思いましたが、ドラマパートも充分に確保されていて良かったです。最初からランカとアルトが相思相愛な感じだけど、お互いそれは言葉にしてない。シェリルというちょっとした邪魔者の登場でそこらへんを意識していって最終的にはランカエンドかな。

 しかしシェリルは今回、多少言動が痛々しかった。「私を捕まえてみなさい」草原デートはいつのトレンディドラマだというくらいに酷かったし「こんなサービス滅多にしないんだから」も言わせ過ぎ。
 逆に、オズマにブラックカードを提示してSMSにギャラクシー船団救出を依頼するあたりはカッコ良かった。SMSが民間軍事会社だったからこそできた演出ですよね。テレビシリーズでは“民間”設定がそこまで上手く生かされていなかった気がするので、そこらへんはGJ
 良かったところといえば、ブレラが人間らしく笑うのも印象的でした。


 さてさて、本作は前編ということでグレイスの真の目的(もしかして今回は敵じゃない?)とかアイモ関連、結末など気になる展開は次回に持ち越し。カメオで良いからガムリンさん出てこないかな……


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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