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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『エイリアン2013』

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★☆☆☆☆
リサ・モーガンは元国家保安曲のエージェントで武道の達人。任務で太平洋の小島にやってきた彼女は、その島で展開されている研究所の警備につく。そこでの研究内容は謎だったが、やがて彼女は所長で軍人の大佐の目論んでいる計画に気がつく。大佐はこの南の島の火山の地下に建設された秘密研究所でエイリアンの技術を流用した兵士を作ろうとしていた。計画を知ったリサは全力で阻止しようとするが、エイリアンたちが暴走し人間たちを次々に殺していく。 (2013 アメリカ・ドイツ)


地上波で放送があったので録画視聴。
 火星で回収された宇宙船の残骸の中で見つかったエイリアンとそのアバターとして生み出された生体兵器を軍事利用しようと目論む秘密計画に、引退してバレエの先生として日々を過ごしていた元凄腕エージェントのヒロインが立ち向かうSFパニック作。
 例によって例の如く、本家「エイリアン」シリーズとは1ミクロンも関係のない内容ですが、敵役の大佐が『エイリアン2』のビショップであるあたりにかろうじて面目は保たれた感じでしょうか。
 それを差し引いても「女性隊員は、同じく『エイリアン』シリーズの“リプリー”のシガニー・ウィーバーばりの屈強なエミー・ハサウェイ。まさに『エイリアン』の再来ばりの登場人物設定!」という頭の悪さしかない宣伝文句には苦笑せざるを得ないのですが。再来ばり、ってどんな日本語だ。

 アバターとして暴れ回るエイリアンのCGや爆発シーンの煙幕や炎が90年代のコンピューターゲーム並みのカクカクグラフィックなのも大概ですけれど、それ以上にところどころで出てくる血しぶきがいちいちCGであり、そのクオリティも漏れなく底辺レベルという体たらく。CG技術が追いついていないのなら無理して大仰な演出を狙わずに特殊メイクを使えば良いのに、ちゃちゃっとCG処理で済ませば楽じゃね?というC級以下の映画にありがちな手抜き精神がありありと見えて透けます。
 その上、本作ではエイリアンのアバター技術を応用して人間を操る実験が行われ、物語の大部分が人VS人の図になっているため、モンスター・パニック的な面白味もあまりありません。
 クラシックの音楽をBGMに闘うバレリーナ殺法が新鮮といえば新鮮なのでしょうが、開始10分で披露される格闘シーンのキレのなさにすべてが象徴されていました。
 それでも笑って観られるならまだしも1時間半ずっと真顔ですからね。はっきり言ってめちゃくちゃつまらなかったです。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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