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積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『マンイーター』

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★★★☆☆
オーストラリア北部のカカドゥ国立公園は、広大な自然を有するオーストラリア屈指の観光地。そこで、若く美しい熟練女性ガイド、ケイトが舵を取る小型船クルーズが始まる。乗客は、ケイトのアシスタント犬ケヴィンと9人の観光客。やがて折り返し地点に着いた頃、救命信号弾が空に上がる。現場に向かった一行の目に飛び込んできたのは、沈没した小型ボートの残骸だった。次の瞬間、船に何かが衝突。船底に穴が開くが、ケイトの機転によって全員が川の中央にある小島に避難する。一体、船体に穴を開けたものは何だったのか? その答えはすぐ明らかになった。目の前で体長8メートルほどもある巨大な人喰い生物が、乗客のひとりを瞬時に水中に引き込んだのだ。 (2007年 アメリカ、オーストラリア)


春のモンスター・パニック祭、第1弾!
 少し前に地上波で放送があったものを録画視聴。オーストラリアの大河で巨大ワニのテリトリーに迷い込んだクルーズ客らが、ひとりまたひとりと屠られていくモンスター・パニック映画です。
 オーストラリアといえばその人口は南東の沿岸部に密集し、ニューギニアに次ぐUMA大国といわれるほどたくさんの未開の自然が残された場所でもあります。にも関わらずヨーウィやバンイップ、ジャイアントカンガルーが出てくるような作品よりもワニを題材にしたモンスター映画が目立つのは、やはりそれだけ現地で身近な恐怖として捉えられている証左なのでしょう。
 オーストラリア奥地のジャングルクルーズ中にワニに襲われ遭難するというあらすじは『ブラック・ウォーター』同様ながら、あちらが基本的に忍耐との闘いであり、待ちの姿勢であったのに対し、本作は登場人物の数も多く、作戦を立てては即行動に移すので飽きさせません。

 実は本作品、意外と定石を外してくるのも特色で、てっきり視点人物かと思っていたヒロインが途中で離脱し、途中から相手役の男に主役交代したのには驚きました。私の認識が間違っていたんですかね。
 その他にも最終的な生還メンバーも結構予想外で、むしろこの被害者数でよくぞここまで盛り上げたと感心します。それでも終わってみれば王道な映画を観た気になるのは、この手のジャンルの宿命でしょうか。
 CGのクオリティも高く、もともとが3D映画だったのか(詳しくは知らない)ロープに目がけた大ジャンプや岩場でのデスロールなど、ところどころ“飛び出し”を意識した演出が見られるのも迫力があって良し。ワニ系映画ではかなりの拾い物です。


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プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

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2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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