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300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

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映画『ビッグフット UMA確認。』

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★★☆☆☆
幼いころに両親が離婚し、母親に引き取られたジェニファー。大好きだった父を事故で亡くした彼女はその悲しみから逃れられずにいた。彼女は心の傷を癒し、自分の人生を建て直そうと決意。友人たちとともに父との想い出が詰まった別荘へと向かう。テキサスの湿地帯、ボギー・クリーク。ここには沼地に潜むモンスター伝説があるも、美しい自然に囲まれ気持ち安らぐ場所だった。 彼らは緑豊かなこの地の小さな別荘で一週間を過ごすことにする。父との想い出を蘇らせながら、次第に心を開いていくジェニファー。 友人たちもそれぞれにバカンスを楽しんでいた。だが、彼らの休暇は一気に悪夢へと変わってしまう。 (2011年 アメリカ)


 少し前にGYAO!にて無料配信されていたものを視聴。事故で命を落とした最愛の父を悼むため想い出の別荘を訪れたヒロインとその友人たちが、伝説の怪物であるビッグフットに狙われるモンスター・パニックです。
 未確認生物業界の花形、ビッグフットを題材にした映画ということでオープニングからかの有名なパターソン・フィルムを再現した映像が流れ、のっけからUMAファンの心を鷲掴み! パターソン・フィルム自体は誰もが一度は目にしたことのあるような代物なので到底マニアックとはいえませんが、名前だけ借りて元ネタをないがしろにしがちなこの手の映画においてそこまで拘ってくれたことは単純に嬉しいです。

 が、良くも悪くもそれがピークでした。およそパニック映画に似つかわしくないオサレで爽やかなBGMが頻繁に掛かったかと思えば、ヒロインと父親との幼少期の想い出が幾度もフラッシュバックし、遅々として先に進まない。これが感動シーンに繋がるなり、後々大きな役割を持ってくるなりするのなら構わないのですけれど、当然の如くそんな展開になることもなく、恋愛映画かヒューマンドラマのような、やけに白んだ映像にする意味があったのかどうかも甚だ疑問。
 挙句の果てにはちょびちょびそれらしい描写が入るとはいえ、90分の映画で開始から1時間以上すぎても未だメインキャラクターがビッグフットに出遭わず、のんきにお喋りしているという。ようやく進展が見えてくるのは残り10分を切ってからですよ。
 最終的には生死不明でフェードアウトしてしまう人物も複数いるし、オチは呆然モノのシュールさだしで、最初の期待値に反してなかなかに酷かったです。何より信じられないのが、これが大ヒット作(作品解説曰く)のリメイクであるという事実。
 まあ、薄着でムチムチな女子たちの健康美を拝むぶんには良い作品なんじゃないでしょうか。

 いやはや、旧作の80円レンタルですら躊躇するようなクソ映画を無料で配信してくれるGYAO!には感謝の言葉しかありません。次は『吸血怪獣 チュパカブラ』あたり、いってみようかなぁ(懲りてない


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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