2015.01/22 [Thu]
相棒 Season 13 第12話「学び舎」
★★★☆☆
大学とは何ために、誰のために存在するものなのか。心の底から知を愛するものにとっては立場や環境の違いなど無意味ではないか――学ぶことの意義について描いたお話ですが、歴史ミステリであり、インタネット社会の危険性を説いてみたりとどうにもあっちゃこっちゃと散らかっていた印象です。
特に、学生たちが犯人の脅迫によって動かされていたと思ったら別の人間もそこに便乗していました、というパターンは先週とまったく同じで、ミスリードのつもりで犯行をふたつにしてしまったことが全体を眺めると浮いており、結果としてメインとなる人物への掘り下げ不足に繋がってしまった感は否めません。
『相棒』では電飾の回に代表されるような、殺さなくて良い人物を勘違いから死なせてしまった、という系統も個人的には好きではなかったり。切なさとか感動を推したいんでしょうけれど、こういう話を見る度にちょっと言葉足らずにすぎるといいますか、もう少し意思の疎通を図ろうよと思ってしまいます。
教授の大発見が専門の昆虫関連でなく門外漢である明治文学についてだった、というのもやや唐突でちぐはぐな印象を受けました。
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