積読本は積読け!!

300冊の積読本もなんのその、本や映画の感想などをつらつらと述べてみたり。

Entries

映画『ダイナソー・プロジェクト』

ダイナソー・プロジェクト [Blu-ray]ダイナソー・プロジェクト [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ 2014-03-05
売り上げランキング : 128866

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★☆☆☆
世界的な動物学者であり冒険家であるジョナサン・マーチャント率いる英国未確認生物学会のメンバーから構成された調査隊は、伝説の未確認生物“モケーレ・ムベンベ"を調査する旅に出発する。一方、トラブルばかり起こしているジョナサンの息子ルーク・マーチャントは、アフリカ大陸コンゴの秘境へ向かう調査隊のヘリコプターに高性能小型カメラと共にこっそり忍び込むのだった。しかし、彼らを乗せたヘリコプターはコンゴ中心部付近のジャングルで突然消息を途絶えてしまう。
(2013年 イギリス)


 モケーレ・ムベンベの探索隊がコンゴの奥地で密かに生き延びていた恐竜たちと出逢うモンスター・パニック。
 怪獣ぐわーっ!!な単細胞かつ変わり映えのしないモンスター・パニック作品群にあって、このジャケットのセンスの良さはそれだけで人を惹き付けるものがあります。しかし、騙されることなかれ。あらすじから受ける印象を微塵も裏切ることなく、例によって例の如くものの見事にクソ映画でした。
 冒頭、主人公の少年が父親の調査に同行(という名の密航)することになる経緯から遭難後、未開の地での太古の生物との驚愕の遭遇、仲間割れから最終的な顛末までをハンディカメラによって撮影するPOV作品ということで、はじめこそ奇を衒った映像表現として歓迎された手ブレ撮影もすっかりこの手のパニック映画の常道パターンに組み込まれて久しい今日この頃。誰がどう見ても地雷臭しかしないわけですが、それでも観てしまうのがジャンルファンというものです。

 しかも本作の題材はモケーレ・ムベンベ! コンゴはテレ湖でその目撃が続き、その肉を食した原住民は全員死亡。かつては最も存在する可能性が高い未確認生物とまで言われたあのモケーレ・ムベンベが題材と聞いては、UMAファンとして黙っていられません。現在ではテレ湖の水深が平均1.5メートルと極めて浅いことが指摘され、数メートル級の巨体を隠すには不適当なことからもほぼいないだろうというのが通説ではありますが、そこはニューギニア、オーストラリアと並んでUMA大国のコンゴ。モケーレ・ムベンベがいなくともムビエル・ムビエル・ムビエルがいる! ンデンデキがいる! エメラ・ントゥカがいる!と未知の生物が潜んでいそうな未開の地に変わりはないのです。

 そんなこんなで低予算と片手間加減を誤魔化すための手段として用いられがちなPOV作品にしては映像面はなかなか優秀で、恐竜のCGはそれなりに見られるし、何よりも実際にジャングルでロケーションを行ったと思われるカメラを通して映し出される密林や川、切り立った崖に挟まれた水路などの雄大さはまさにホンモノの迫力。こんな場所なら恐竜が生き残っていてもおかしくない感、外の世界と隔絶された秘境感は確かに出ています。
 が、やはり脚本が悪い。翼があって泳げもする羽毛恐竜(?)が川に逃げただけで追ってこなくなったり、恐竜の子供に不用意に餌をやるわ、餌付けされた恐竜が主人公に懐くわで失笑レベルな展開が多すぎます。
 加えてこの主人公の少年がとにかく腹立たしい。見合った能力もないクセに主張ばかりは一人前で、結果チームをピンチに陥れることしかしていない。たまに上手くいったらしたり顔で調子に乗ってくる。こんな魅力のないキャラクターに90分も付き合っていられませんよ。
 パニック映画はキャラクターが命だと、何度言ったらわかるんだ……。


スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

当ブログはリンクフリーです。
お気軽にどうぞ。

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

ただいまの積読本

現在:456冊                        目指すは未踏の500冊! 最新の15冊を表示。                 冊数をクリックするとすべての積読本を見られます。

ブログ内検索

作家別作品アーカイブ

過去の読書記録はこちらから。 作家名が五十音順に、それぞれシリーズごとに見られます。

評価について

★☆☆☆☆ 破り捨てたい衝動に ★★☆☆☆ うーん。これはびみょ(ry       ★★★☆☆ 普通に面白いです ★★★★☆ 一読の価値アリ ★★★★★ 殿堂入り                ★×4以上は自信を持ってオススメ  ★×5はとりあえず読んでほしい傑作

2014年のベスト5

2014年に読んだ小説の       (暫定)ベスト5はこれ!!

2012年のベスト5

2012年に読んだ小説の        ベスト5はこれ!!

2011年のベスト5

2011年に読んだ小説の          ベスト5はこれ!!

1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

最近の記事

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

アソシエイト

アクセス解析