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相棒 Season 13 第11話「米沢守、最後の挨拶」


★★★☆☆
 長いシリーズの中でも珍しい米沢さん主役回。それに伴って普段はあまり表に出てこない鑑識作業が大きく扱われ、普段の『相棒』とは違った味わいを見せています。
 関連性のなさそうな複数の現場から検出された同一のDNAの正体が鑑識員のものだった、という展開からいかにも社会派な内容になるかと思いきや、実際はごくごく私的な恨みが原因でちと残念。今回の事件では犯人側に完全に非があったとはいえ、冤罪被害者に対して掛ける言葉にしては右京さんも辛辣すぎました。
 犯行のカラクリがわりと地道で無理筋なものだったのも肩透かし。石崎幸二ばりとは言わずとも、かつて江口洋介主演作『逃亡者 RUN AWAY』で披露されたような最新技術の穴を突いたトリックを期待していたので。

 犯人逮捕の後に用意された二段底の構造も、もうひとりの犯人が最初からいかにも怪しげな雰囲気を醸していたためあまり上手く活きてはいませんでしたが、そこから米沢さんに鑑識の矜持を語らせるところは熱かったですね。『相棒』は脇役も魅力なので、マンネリ回避のためにもたまにはこうしたサブキャラ主体の話を入れていった方が良いかもしれません。つまるところ、吉井春麗と月本幸子の再会エピソードをですね……。
 ちなみに今回登場した鑑識の早乙女さんは映画『鑑識・米沢守の事件簿』にも出てきた人物です。前回の日野警部補といい、何年も前に一度だけ出演したゲストキャラがこうして再登場を果たすところも『相棒』の魅力のひとつでしょう。

 余談。棚のガラスに写った特命ふたりを間接的に映して語らせる橋本演出、好きですねぇ。


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はろーすみす

Author:はろーすみす
シリーズものも平気で数年寝かせる積読家。本格ミステリとスター・ウォーズ小説を中心に読み漁り、新刊・話題作はあまり追っていません。

好きなミステリ作家は古野まほろ、はやみねかおる、西尾維新、霧舎巧。
ジャンル外では築山桂と小川一水。
講談社ノベルスをこよなく愛す特ヲタ。

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1.トリプルプレイ助悪郎(2007年刊)   2.名探偵に薔薇を(1998年刊)             3.化物語(2006年刊)          4.時砂の王(2007年刊)                  5.天帝の愛でたまう孤島(2007年)

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